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キーンランドCで狙うはこの推奨穴馬3頭!

  • 2014年08月28日(木) 18時00分


「過去のレースで適性を示すサイン」を出していたか?

担当編集者(以下、編) 石橋さ〜ん、もうなにがなんだか……。

石橋 武(以下、石) えっ!? 何がどうしたって? なんかあったのか?

編 いや、もうどうもこうも……。

石 どうしたの?

編 いやもう、石橋さんが重賞を外すのにおおぞら特別みたいな難解なレースをあっさり的中するもんだから、どうしたもんかと(笑)。

石 お〜いっ! けんか売ってるのか(笑)。まあ、先週は札幌記念、北九州記念ともに外しちゃったのは申し訳ないと思うけど。

編 ホントですよ(笑)。でもスポーツマスターの勝負予想を見ていると、ちゃんと最終的にはプラスに持っていくんですよね。それがすごい。

石 やっぱり少なくとも週に一度はある程度の高配当を当てないと、せっかくご覧いただいている方をがっかりさせちゃうので……。なんとかね。

編 とかいいながら劇的な勝利を狙ってたりして(笑)。

石 そんなわけないだろ(笑)。

編 まあ、それは冗談にせよ、先週は土曜日も万馬券の的中がありましたけど、最終的には日曜日の後半戦・札幌12Rのおおぞら特別で3連単95,400円(3連複13,180円)を的中! 一発でプラスに逆転させちゃいますからね。

石 逆転ということはそれまで負けてたってことだから、そんなにアピールしなくていいです(苦笑)。

編 でもこういうのがあると読んでいるほうも安心できるんですよね。たとえ土曜日に負けても日曜日にはちゃんと盛り返してくれるだろうという。

石 こっちはプレッシャーがハンパないけどね。

編 それにね、当て方もすごい安心感なんですよ。

石 どういう?

編 たとえば先週のおおぞら特別もそうなんですけど、人気の本命◎コナブリュワーズ(6人気)、穴馬の本命◎ヴァイサーリッター(7人気)のワンツー決着なんですよ。で、上位に評価した△ラインハートが3着という。

石 ああ、そういうことか。

編 ええ、まあ人気の本命がすでに6番人気というのはちょっとビビるんですけど(笑)、それでもちゃんと本命馬らしく勝ち切る。そして穴馬の本命も馬券圏内に走ってくるという安心感。石橋さんって、たとえふたケタ人気でも平気で本命に推してくるので、最初はびっくりする方も多いと思うんですよ。ただ、しばらく見ているとそういう馬がちゃんと勝ち切ったり、馬券に絡んでいるのがわかるんですよね。

石 誤解のないように言っておくと、毎回じゃないですからね。

編 わざわざ言わなくてもわかります。競馬なんですから(笑)。でもそれでも14人気4着とかそんなのがちょいちょいありますからね。

石 とにかくアレね。要は今週は重賞もちゃんと当てろと。そのうえでプラスを確保しろということね。

編 あ、先回りされた(笑)。

石 キミの話の持っていき方はだいたいわかるわ(笑)。

編 ということで、今週もお願いしますね。そろそろ10万馬券が欲しいところなので。おおぞら特別は10万円に4,600円届いてませんから。

石 はいはい。で、今週はどのレースについて話せばいいのかな?

編 キーンランドCでお願いします! 現時点ではどの馬に注目しています?

石 まずはエイシンブルズアイ。

編 ん? あ、へ〜、初のスプリント戦ですけど対応できます?

石 半信半疑感を出し過ぎだろ(笑)。

編 つい(笑)。

石 まあたしかに1800mの毎日杯で2着している馬だからね。大丈夫か?と感じるのもわからなくもない。

編 ですよね?

石 わかるけど、大丈夫だよ。ついでに言うと小回りも問題ない。たしかにマイル以下は使ったことがないんだけど、新馬戦は京都の内回りをなんの苦もなく先行して楽に抜け出す競馬で勝利。2勝目を挙げた白梅賞も楽に逃げ切り勝ちだったでしょ?

編 ええ。

石 当時から折り合いに気を使っているように見えたし、現に毎日杯こそ2着に好走しているんだけど、外回りコースでの競馬ってあまりいいところがないだよね。思うほど伸びないというか。

編 ああ、内回りを先行して好走しつつも、外回りでは先行しても後ろから行っても好走が減っていることから考えると、今回はむしろ距離短縮がプラスに出るんじゃないかと。そういうことですね?

石 うん。ほぼそうなるだろうと思ってるよ。今回は別定で斤量も53キロだし、先手を奪ってそのまま押し切るパターンまであり得る。しっかりとマークしておきたい一頭だよ。

編 なるほど。

石 続いてマジンプロスパーも推しておきたいな。

編 高松宮記念は18着に大敗しちゃいましたけど、まああれは馬場に尽きるでしょうね。

石 だね。パワフルなタイプではあるんだけど、さすがにあそこまで悪化しちゃうとパワーでどうこうなるような感じじゃなかったね。

編 でもパワフルということは洋芝には合うんじゃないですか?

石 もちろん。時計が速くならないのもプラス材料だしね。それにこの馬は賞金を稼いでいるぶん一線級相手でも57〜58キロくらいで戦わざるを得なかったんだけど、今回はG3の軽いメンバー相手に56キロ。これは同馬にとっては大きいよ。

編 56キロだと、いつもの先行力がさらに増すイメージですよね。

石 まさに。非常に楽しみだね。

編 あとはどの馬をチェックしましょう?

石 賞金的に出走が確実なところだとサンカルロかな。

編 1400m巧者というイメージが強いですけど。しかも北海道はほぼ未経験で。

石 おかげで人気にならないからね。

編 じゃあ、札幌コースも問題なくこなせると。

石 そう思うよ。ご存じのようにサンカルロは1400mというワンペースになりがちな負荷のかかるレースを得意としていて、内回りコースを使う阪神芝1400mなんかで結果を出しているでしょ?

編 ええ。すごくタフな流れに強いですよね。

石 その通り。札幌コースはそこまでのタフさはないんだけど、大げさにいうとコース一周ほぼコーナーで緩急がつきにくくて、しかもコーナー自体は大回りで加速もしやすい。

編 ああ、ワンペースで負荷のかかる流れで脚を伸ばすタイプのサンカルロにとっては、意外と走りやすいという。

石 走ってみたら「意外と」じゃなくなるからね。みんなが気づく前に狙っておかないと。

編 たしかに。

石 今回はエイシンブルズアイ、マジンプロスパー、サンカルロとほとんど札幌経験のない馬を中心にお伝えしたけど、こういう馬は人気にならないからね。過去のレースでちょっとでも適性を示すサインがあれば積極的に狙っていきたいね。

編 なるほどね〜。なんか石橋さんが穴馬券を獲る理由がわかる気がします。いや〜、勉強になった。ありがとうございました。

石 メモも取らずになにが「勉強になりました」だっつーの。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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