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スプリント界の新鋭の誕生なるか!! キーンランドC(GIII)

  • 2014年08月25日(月) 17時59分


 サマースプリントシリーズ第5弾のキーンランドC。今年は短距離路線に転向して結果が出始めているGI馬ローブティサージュや、桜花賞2着の実績を持つレッドオーヴァルといったスプリント界の新鋭候補達が、サンカルロやマジンプロスパー、フォーエバーマークといった実績馬達と対決する。ここを勝ってスプリント界の新鋭として名乗りを上げるのか、それとも歴戦の古豪が待ったを掛けるのか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

 ローブティサージュ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)は阪神JFを勝ってからスランプに陥っていたが、今年に入って短距離で結果が出るようになってきた。特に前走でスプリント戦に目処が立ったのは収穫。函館で新馬戦を勝ち、前走の函館スプリントSで2着に入線しているように洋芝への適性は高いし、ここも上位争いに持ち込んできそうだ。

 レッドオーヴァル(牝4、栗東・安田隆行厩舎)は短いところを使いながら安定感が出てきた。特に札幌に替わった前走は強かったし、コースとの相性も良いようだ。メンバー的に十分通用する実力を持っているし、ここは勝ち負けに持ち込めても良い場面だろう。

 スノードラゴン(牡6、美浦・高木登厩舎)はダートで使われてきた馬だが、3走前のオーシャンSで2着に入線すると、続く高松宮記念で2着に入線。道悪適性が高かったとは言え、着実に力を付けている。ダートや力の要る馬場で結果を出してきたように洋芝は歓迎材料。重賞初制覇が期待される。

 その他、スプリント戦で新味が期待される3歳馬エイシンブルズアイ(牡3、栗東・野中賢二厩舎)、前走で復調気配を見せたスマートオリオン(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)、サンカルロ(牡8、美浦・大久保洋吉厩舎)やマジンプロスパー(牡7、栗東・中尾秀正厩舎)、フォーエバーマーク(牝6、美浦・矢野英一厩舎)といった古豪たちも上位進出を窺う。発走は15時25分。

【データ分析/重賞格上げ後の過去7回】
人気…1人気は[1-2-2-2]勝ち馬は2011年のカレンチャン1頭だが、連対率は42.9%、複勝率は71.4%、2人気は[2-2-1-2]連対率57.1%、複勝率71.4%と人気上位2頭が馬券になっているレース。

脚質…4角先頭は[1-1-1-4]、2番手は[4-1-1-6]と先行している馬の約半数は馬券になっている。逆に10番手以降は[0-1-2-35]連対率2.6%、複勝率7.9%と馬券になっている馬は少なく、軸には据えにくい。

馬体重…479キロ以下の馬は[2-1-3-39]連対率6.7%、複勝率13.3%と不振。なお、馬券になっている6頭はすべて牝馬であることに注意。480キロ以上は[5-6-4-49]連対率17.2%、複勝率23.4%と馬体が大きい方が好成績を挙げている。

◆レッドオーヴァル
・陣営コメント/安田翔調教助手
「前走(札幌日刊スポーツ杯1着)はいい勝ちっぷりで、力のあるところを証明してくれました。レース後も順調に来ていますし、前走は仕上がり途上というところもありましたから、一度使って状態は上向いてきています。前回に比べると

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