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堀添助手 調教師試験もファイト!!/トレセン発秘話

  • 2014年09月12日(金) 18時00分


◆オーミアリスの勝利の陰に…

 長年、取材記者を続けていると、たまに関係者の方から「これはぜひ新聞に書いておいてくれ」と頼まれることがある。JRAに対する不満、オーナーへの感謝の気持ちなど、いろいろだが…。

 先週の小倉2歳Sをオーミアリスで勝った藤沢則調教師が、集まった報道陣に対して「これ、書いてあげて」と頼んでいたのが、同馬の担当者である堀添助手がこの中間、ガレた体を戻すのにいろいろ工夫を重ねて一生懸命仕上げていたというエピソード。

「彼も調教師試験をずっと受けているし、今回のことが励みになると思うからね」

 これまで調教師試験を10回以上受けて、近5年は毎回一次試験を突破している堀添助手。栗東トレセンではいつも調教師合格の筆頭候補に挙がるのだが、残念ながら二次試験突破はいまだ達成できていない。それでもやる気を失わず、毎回テストにチャレンジしており(坂路野郎だったらふてくされてもう諦めていることだろう)、今月24日に迫った「平成27年度調教師第一次試験」も、もちろん挑戦するという。そんな厩舎スタッフに対する藤沢則調教師の心配りが冒頭の報道陣に対する依頼だったというわけ。

 藤沢則厩舎に移る前は名門・小林稔厩舎で、ヴィクトリー、リンカーンなどの重賞ウイナーを輩出した名牝グレースアドマイヤ(フサイチコンコルドの妹)や、サドラーズウェルズ産駒の良血フサイチカツラなどを担当していたという堀添さんだが、持ち乗りとして重賞を勝ったのは今回が初めてだったとか。

「藤沢厩舎で持ち乗りになって初めて勝ったのがオーミアリスの新馬戦だった。それが連勝で重賞も勝てたんだからホントうれしい。頑張っていればこんなこともあるんだね」とは当の堀添さん。今の勢いで調教師試験もぜひ突破してほしい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

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