ダートに変わって2戦目の大きな前進がある
メインはG2重賞の「京都大賞典」ではあるが、台風の速度、進行方向によっては、馬場悪化だけにとどまらない危険もあるので、影響は少ないと予測される東京の11Rにした。
ダートに方向を変えて一変した
モグモグパクパク(父メイショウボーラー)に大きく期待したい。今回は格上がりのオープン特別とあって一気に相手は強化するが、初ダートの前回、予想された以上の好内容で差し切り勝ちしたこの馬には、4歳の秋の上昇と、ダートに変わって2戦目の大きな前進がある。
初ダートの前回は、渋って時計の速いコンディションだったとはいえ、いきなりダート1200をm1分10秒5(自身の上がり35秒0) だった。出負け気味に後方追走になったことを考えれば、時計が示す以上に中身は濃く、勝ったと思えたタガノトネール以下を、ゴール寸前、猛然と差し切ってみせた。
父メイショウボーラー(その父タイキシャトル)は、朝日杯FSを2着するなど3歳いっぱいまで芝にしか出走したことがなかったが、4歳になってダートに挑戦すると、いきなり1200mのガーネットSを快勝。続く1400mの根岸Sは独走。フェブラリーSはレコードで逃げ切っている。
モグモグパクパクにメイショウボーラー級のスピードを求めるのは無理だが、父のダート巧者ぶりを受けつぎ、ちょっと詰めの甘い芝より、ダートのほうがはるかに合っているのではないか、の可能性が生じた。おそらく、1200mより、1400mのほうが合っている。外枠はふつうは不利だが、まだダートの経験が浅いうえ、先行タイプではないから、かえっていいと考えたい。
レース名に登場するエルコンドルパサーは、ダートで独走の2連勝でデビューしたあと、ダート変更の共同通信杯も快勝。ダート3戦3勝。ジャパンCを制し、凱旋門賞を2着するのはそのあとのことである。
レベルはともかく、モグモグパクパクは、メイショウボーラーや、エルコンドルパサーのように、ダートで連勝したり、オープン特別くらいなら勝って不思議ない。
タールタン、
ワイドバッハ、
シセイオウジ本線に流すが、いい具合に人気が割れてしまうようなら、単複主力にする。