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乙女たちの戦い、そして伝統の一戦

  • 2015年05月01日(金) 12時00分


天皇賞で狙うのはこの2頭

 乙女は繊細ですね…。

 先週のフローラS、関西から遠征したマキシマムドパリやアスカビレンは共に10キロ以上のマイナス体重。

 アスカビレンにおいてはパドックでもかなりイラついており、あれでは心身共に厳しかったでしょうし、レース後のダメージも心配されます。一方のマキシマムドパリは権利こそ手にしたものの再度の東京輸送を考えると、心配な面は多そう。過去に中山に輸送した際も体重が減っていましたが、あれは輸送というよりも中間からの減りが響いてのもの。今回は輸送が響いてのマイナスとも思えるので、それだけに陣営も調整の難しさが増すことでしょう。

 さて一方、勝利をしたシングウィズジョイはこれまでにないほどの落ち着きでレースに挑んでおり精神的な成長も見受けられるもので、これなら距離が伸びても楽しみです。

 さて今年のオークスですが、現時点での私の注目馬はミッキークイーン。

 桜花賞は除外になりましたが、あのドスローに巻き込まれていたら…と思うと除外が結果良かったように思え、運も向いている気がします。

 そして一方京都で行われたマイラーズカップ、人気のフィエロが3着に。もともと少し掛かるところがある馬だけに休み明けもあってか?または初コンビもあってか?戸崎騎手も控える形に…。あそこが最後まで響いてしまったように思えました。

 また驚異的な脚を使ったのがディアデラマドレ、上がりが31.9。出遅れていなければ…と思えるところもありますが、これだけの上がりを使っただけにレース後のダメージも気になりますので、次走の状態はいつも以上にチェックが必要となる気がします。

 さて今週は3200mの戦い伝統の1戦・春の天皇賞です。

 人気の中心となるキズナは距離の不安を個人的には感じますし、ゴールドシップはレースの流れや気分・気持ちもあり読めない所も…(もちろん圧勝も考えられますが)。

 よって迷いましたが、今回は自在性があるアドマイヤデウスと長距離でこそ良さがいきると感じるサウンズオブアースを狙ってみたいと考えています。

 それでは皆さん、当日は是非とも競馬場でお逢いしましょう。
 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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