高い配当をつかむためには前走で馬券に絡まなかった馬の巻き返しを見つけたい
今年の桜花賞は前代未聞のスローペースだったが、それでも勝ちは勝ち、負けは負け。桜花賞そのものの結果は動かしようがない。問題はオークスにおける桜花賞組の扱いである。桜花賞で大敗してしまった馬の巻き返しはあるのか? ということだ。
過去10年のオークスを見ると、前走好走馬がそのまま馬券に絡む傾向が強い。前走1〜3着馬が8勝・2着7回・3着8回で、2走連続で馬券に絡んだ馬の比率が非常に高いことが分かる。実は前走4着以下を見ても前走4着馬が[1-1-1-8]で、5着馬は[0-0-0-10]。6着以下馬は[2-1-1-54]で、大敗馬の巻き返しはかなり厳しいことが分かる。
ただ、少しでも高い配当をつかむためには、前走で馬券に絡まなかった馬の巻き返しを事前に見つけたいところ。なにか基準はないだろうか。
まず、前走はGIでなくてはならない。前走GI以外の4着以下馬は[0-0-0-25]。前走GIの4着以下馬が[3-2-2-47]。こちらも率は悪いが、2つのグループははっきりと分かれている。
復活して馬券に絡んだ7頭を見ると、「前々走は好走だった」か「生涯を通じて6着以下なし」のどちらかだったことに気付く。後者は必然的に桜花賞も4着か5着だったことになる。
前々走好走組はフラワーC1着→皐月賞11着→オークス3着のバウンスシャッセや、フィリーズレビュー1着→桜花賞10着→オークス1着のメイショウマンボなど5頭。
生涯掲示板キープ組はローブデコルテとエアメサイアの2頭。
ただ今年は、桜花賞6〜9着馬と13着のペルフィカがすべて「前々走は好走」に該当してしまうので、絞れない。生涯掲示板キープは、クイーンズリングは該当し、ノットフォーマルは該当しない。
6頭該当してしまうグループから1頭を選ぶか、クイーンズリングでいくか、前走4着以下馬はすべて捨てるか……方向性はこの3つということになる。