本来このレースでいちばん面白いのは前走1000万条件組なのだが…
3歳限定戦唯一のハンデ重賞、ラジオNIKKEI賞に今年は18頭が登録してきた。
トップハンデはアンビシャスの56.5キロだが、意外なことにこのレースでコンマ5キロというハンデが設定されたのはこれがはじめて。これまでオープン特別勝ちがあって重賞勝ちのない馬は56か57になっていたが、今回は間をとってきた。
そのアンビシャスを含め前走オープン特別組は5頭。前走重賞組は3頭。1000万条件組は2頭、500万条件組は除外か回避が予想される馬も含めて8頭となる。
本来このレースでいちばん面白いのは前走1000万条件組で、前走負けてきてもここで馬券になるため、好配当の源となってきた。しかし今年は2頭がともに前走2着馬。ある程度人気になりそうでもある。
一方500万条件組は、過去の傾向がはっきりしているので、配当妙味は別として絞込みはしやすい。まず、負けてきた馬は馬券に絡んでいない(というか出走もしていない)ので、登録8頭中2頭はここで消える。さらに、前走3番人気以下だった馬は[0-0-0-17]。ファンの目にも明らかな素質馬でないといけない。これでさらに2頭が消える。
前走タイム差なしで勝ってきた馬は[0-0-1-5]と連対しておらず、やや不利。こうしてしぼっていくと、今年はロジチャリスとグリュイエールが残る。
以上の条件を満たした馬がいたケースは過去9回中8回。うち、馬券に絡まなかったのは2013年のみ。残る7回のうち該当馬1頭だった07年はその1頭が勝ち、残り6回は人気のあったほうが先着して馬券に絡んでいる。その中で人気2位以下の馬も馬券に絡んだケースは06年の1回だけだ。
ロジチャリスとグリュイエールの人気を見て、片方だけ馬券に入れてみたい。