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◆どうしても聞きやすい調教師に聞くので情報は偏る(笑)

　セレクトセールやらなにやらで調教師と会うたびに2歳の話を聞くようにしているのだが、どうしても聞きやすい調教師に聞くので情報は偏る(笑)。その中から、情報需要がありそうな馬について何頭か書いておこう。

　まずはセレクトセール時に松永幹師に聞いたディープインパクト産駒2頭。母アゼリ(牡)は馬名も未定なのでやきもきしている人も多いだろうが、順調に調整中とのこと。正確な移動やデビューのタイミングはまだ決められる段階ではないが、いわゆる王道デビューの時期になると考えていいのではないだろうか。ラルク(牝/母ライラックスアンドレース)のほうも順調に調整されているが、牝馬のぶん無理をさせないようにオフを取り入れている模様。2頭のデビュー時期の比較だと、牡馬のぶんアゼリのほうが多少早いかな〜というお話だった。

　木村師には、私が勝手に強く期待しているマル外、母Molly Peaches(牡/父Scat Daddy)について聞いてみた。まだ着地検疫中なので移動やデビューについてはなんとも言えないが、素材としては師もかなり期待しているとのこと。ノーザンの2歳マル外スカウト力は近年尋常でないので、その波に乗るべく私もプライベートのPOGでこの馬を指名している。

　同じOBSマーチ組では、シルクの募集馬になった2頭について、母Elizabits(牡/父Archarcharch)が中内田厩舎、母Dattts Cool(牡/父Warrior's Reward)が国枝厩舎と発表され、募集も始まっている。前者はかなりの大型馬で、セール時の印象通りダート向きのパワータイプのようだ。後者も馬体重は530キロ台で同じくらいの大型馬なのだが、こちらは芝をこなす可能性もありそうとのこと。ともに赤本制作時のイメージの通りだし、着いてからの調整も順調だ。

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◆マツリダバッハのデビューは秋の中山か、東京開催

　国枝厩舎といえば、マツリダバッハ(牡/父ディープインパクト・母ムーンレディ)が先に入厩したが、競馬を使うところまではいかず山元に放牧に出た。師によると、夏の終わりに戻して中山の最後か、東京開催になるか、という予定の模様。同じ千葉セリ組のマツリダインゴット(牡/父キングカメハメハ・母アロマキャンドル)は6月にちょっと入厩してその後放牧に出されていたが、これが来月には戻ってくるようなので、バッハより一歩早く、中山デビューになる可能性がある。