■32秒7の末脚でゴール直前の大逆転
2005年の札幌記念を勝ち、同年の天皇賞・秋に駒を進めたヘヴンリーロマンス。札幌記念は9番人気での勝利ということからフロック視され、ここでも14番人気という低評価にとどまりました。
藤田伸二のストーミーカフェが逃げる展開を、じっとインコースで脚をためるヘヴンリーロマンス。最後の直線、進路があいたタイミングを逃さずに松永幹夫がゴーサインを出すと、ヘヴンリーは上り3ハロン32秒7の末脚を繰り出し、エアグルーヴ以来、8年振りとなる牝馬での天皇賞制覇を達成しました。
折しもJRA初の天覧競馬となったこのレース。ウイニングラン、馬を止め、貴賓席に向かって一礼した姿は、ヘヴンリーロマンスの激走とともに競馬史に残るシーンとなりました。
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■ナレーション 長岡一也ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。