先週末、ウインバリアシオンのお披露目会が行われました。たくさんの生産者の方々、そして100人以上ものファンの方々が来場されて大盛況だったそうです!わたしはあいにく伺えなかったので、その様子を繋養主の佐々木さんにお話を伺いました。
「本当にありがたいことです。バリはたくさんの人々に愛されているんだなと実感しましたし、改めてこれからのことについて責任を感じました」
8月のおわりにこのイベントが行われたのはいくつか理由があります。ひとつは天皇賞(春)で負った傷が癒え、元気になったこと。それから、現役時代は競走馬ということでファンの方々は近くで会うことができないことへの佐々木さんの配慮。そして、これから始まる具体的な種牡馬への準備前というちょうどいいタイミングだったこと、があります。種牡馬になったら、そうカンタンに見学できなくなりますから。そういった意味であらゆるひとつの区切りということで実施されたのであります。
当日はすごく大人しかったそうですね。「最近、牝馬を見ると馬っ気がひどく、とても元気がいい」(佐々木さん)というバリだけに心配しましたが、人前ではちゃんと大人しくしているあたり、さすが頭がいいなと思いました。体はかなりたくましく、立派。どうも草など与えられている餌以外のものもかなり食べているようです。食欲も旺盛、何よりですね。
それから、大事なご報告を。本日9月3日、ウインバリアシオンは無事“繁殖登録検査”をパスしました。この検査は生後に登録されている特長などを元に“この馬は本当にウインバリアシオンですよ”ということを証明するためのもの。血統書には血統とともに、どの部分に流星があるよ、とか、白くなっているよ、といったことが記載されていますが、この内容を改めて検証した上で本馬の用途を変更するという手続きが行われました。
ウインバリアシオンの場合は上唇に白い部分があるのですが、これは生後の検査では見つからなかった特徴だったので新たに書き加えられました。そして、用途が「繁殖」に変更されたのです。これで名目上は種牡馬の仲間入りです。
「さらに月末には血液検査など、別の検査も控えています。まだ用途の変更だけしか終っていないので、現段階では種牡馬としては“半人前”です。でも、月末の検査をパスすれば晴れて“種牡馬”の仲間入りができます」(佐々木さん)
こうやってひとつずつハードルをクリアしていくんですね。月末の検査も無事にクリアすることを願ってやみません。
新潟記念では再びマジェスティハーツの走りに期待しています。森一馬騎手、静かに闘志を燃やしていましたよ。
「前走と変わりなくいい状態を保ってます。トライアビットはアタリが柔らかくていいですね!効果は出ていると思います。引き続き左回りというのはいいですし、2000mのほうが競馬もしやすいです。今度こそ結果を出したいです」
気になるのはお天気。こなせないことはないけれど、やはり晴れ良馬場のほうがいいようです。週末の予報は木曜現在はくもり。無事、このままもってくれるといいのですが。