2年振りに2ケタ人気馬で勝利
少し前の話になるが、9月12日の阪神10R(鳥取特別)を11番人気のスリータイタンで勝利した。編集部調べによると、2ケタ人気馬での勝利は2年振りだとか(2013年9月17日・阪神2R・2歳未勝利・ラグタイム)。
人気馬で勝つことは、時として想像以上に難しく、ゴールした瞬間は安堵を伴った達成感でいっぱいになるが、人気のない馬での好走もまた、それはそれで特別な達成感があるものだ。
▲鳥取特別を勝ったスリータイタン、11番人気での勝利
狙っていたレースであればなおさらで、たとえば8月30日、キーンランドCのトーホウアマポーラ(9番人気2着)。もともと力がある馬だし、あそこまでいったら勝ちたかったが、読み通りにハマったレースでもあった。
もともとどんな競馬でもできる馬だったが、昨年の秋以降は、中団から伸び切れないレースが続いていた。そこへきて、今回が引退レースだと聞いていたので、無難に4、5番手から競馬をするよりも、“最後の一発を狙っていこう”と考えた。
小回りでスローペースになると、外が動いて行ったときに内が動けず、結果的に内の馬の仕掛けが遅れ、追い込みが決まるケースがよくある。キーンランドCは、どう考えてもスローペースが予想され、枠順は大外、8枠16番。これはもう、後ろからジックリいこうと腹を決め、それがハマったというわけだ。