◆どの馬場状態でもロベルト系、キングマンボ系を持つ馬は有利
エリザベス女王杯は父か母父の系統がロベルト系かキングマンボ系の馬に相性の良いレース。5年連続で該当馬が4人気以下で馬券に。
また、7人気以内の上位人気馬に限定した場合でも、該当馬のべ13頭のうち9頭が馬券なので複勝的中率は69%。単勝回収率は293%。複勝回収率は191%。該当馬のワイドボックスでも5年中4年的中。回収率は459%。
2012、13年は重馬場。それ以外の年は良馬場。どの馬場状態でもロベルト系、キングマンボ系を持つ馬はこのレースに有利なようです。
今年の出走予定馬で7人気以内になりそうで、父か母父キングマンボかロベルト系の馬はマリアライト1頭のはず。
同馬は先日の菊花賞で1人気に支持されたリアファルの姉。祖母はキャサリーンパー。超スタミナ型の牝系で1600m以下での勝ち星は無し。距離が延びるほど勝ち星が上昇する一族。
神戸新聞杯でリアファルを本命にしたのも、自身最長距離の2400mに距離が延びること。加えて、重厚なスタミナを武器にする馬は相手が強化される流れも好むことを理由にしました。
では、なぜリアファルが神戸新聞杯よりもさらに距離が延びた菊花賞で1人気に支持されながら3着に敗れてしまったのか?
展開と馬場の不利が大きかったのではないでしょうか。同馬の一族にはダートGIジャパンカップダートの勝ち馬アロンダイト。アロンダイトはリアファル、マリアライトの母クリソプレーズと同配合の弟。菊花賞の時のような軽すぎる馬場よりも神戸新聞杯のようなパワーが要求される馬場が得意。
マリアライトも同じくパワーが要求される馬場のほうが「相対的に」有利(どの陣営も、よほどの道悪巧者が判明してない限り、ほとんどの馬を良馬場がいい。とは言いますが)先週の雨、週末の雨予報の恩恵を受ける血統馬です。
同じく、上位人気馬ではタッチングスピーチも重い芝歓迎の血統馬ですが、詳細は週末の予想で書く予定です。