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【藤岡佑介騎手コラム(3)】「木馬に乗って回復度合いを定期的にチェック」

  • 2015年11月24日(火) 18時01分


年末頃には復帰の目処もたつ予定


 本格的なリハビリを始めて、約1か月が経ち、目に見えて効果が感じられるようになってきました! まだまだぎこちない動きも多いですが、運動のメニューも豊富になってきて、順調に回復しています。

 回復の度合いを、自分で感じるために、定期的に木馬にも乗ったりしています。木馬に乗っていると、「そろそろイケるんちゃうかな…」と、少し調子に乗ってしまいますが、木馬から降りた瞬間に膝がガクッと抜けたりするので、そんなに甘くはないみたいです(笑)。それでも、年末頃には、復帰の目処もたつと思うので、良い報告ができるように、しっかり取り組みたいと思います。

ノンフィクションファイル

▲術後間もなく、病院で木馬にまたがる様子


ノンフィクションファイル

▲ここ最近の騎乗姿(トレセンの騎手寮にて)、体のたたみ具合の違いがはっきり


 さて、休業に入って約3か月。普段の週末はできない分、しっかり家族サービスをしています。そんな中、GIや気になるレースは、ケータイや電化製品売り場のテレビなどでチェックしています。15時半頃になると、結構人が集まってきますよね(笑)。全国にもこういうお父さんはたくさんいるんだろうなーと考えたりしています。

 そこで、僕は騎手なので、騎手としての目線でレースを見ていますが、他の人たちはどんな事を考えながら見ているのかな? と、ふと疑問に思いました。

 サッカーや野球などのスポーツなら、実際にプレイした事のある人も多く、テクニカルな部分を理解して見ることができる人も多いと思います。それに比べて、競馬は、実際に馬に乗ること自体が稀な経験だと思うので、どうしても見ていてイメージがしづらいですよね?

 テレビ中継を見ていれば、誰が勝って、馬券の配当がいくらなのかはすぐに分かります。ただ、裏を返せば、それ以外に分かる事が少ないから、どうしてもギャンブルとしてのイメージが強くなってしまうんだと思います。

 レース中にどんな駆け引きがあって、どこが勝負の分かれ目だったのかを見極めるのは、本当に難しいと思います。

 でも、もしそれが少しでも伝われば、競馬をまた違った角度から見る事ができると思うし、そこに競馬をスポーツとして楽しんでもらうための伸びしろがあるんじゃないかなと、僕は考えています。

 もちろん、勝ち負けの原因がハッキリ分かれば、馬券派の人も次に活かす事ができますよね。

 なので、そういった“プレイヤーの目線”が伝えられるように、これからも自分なりに、発信していきたいと思っています。

“京都外回りの鬼”にまたしても脱帽


 そこで、1番効果的なのは、やっぱりレース回顧ですよね。

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