今週は3日連続開催明け、からのジャパンカップ。木曜の朝8時半に注目のゴールドシップの追い切りが行われました。尾を振りながら気持ちが入った雰囲気でウッドチップコースに入ったゴールドシップ。しかし、無駄に気持ちが入ることなく2歳を2頭、前に置いて単走で追い切られていました。いいかんじで落ち着きつつ、ご機嫌なかんじはスタンドにも伝わっていましたよ。
そのあと、会見で陣営からあくまでもゴールドシップがご機嫌よく走ることが重要だったという説明がありました。この馬の場合、ほんと自分自身との戦いですもんね。相変わらず、ですね。レース当日のご機嫌はいかがなのか、誰にもわからないのではと察します。
それにしても、この馬の注目度はすごい!トレセンの記者会見の会場はこの日いちばん、いやこの秋いちばんの賑わいでした。ジャパンカップらしく、海外の取材陣さんもいらっしゃいましたよ。かつてディープインパクトがいたころや競馬ブームの時代はもっとにぎわっていたものですが。せめて今週くらいの調子で今後も盛り上がってほしいなぁ…そう思ったのはわたしだけではないはずです。
さて。先週のマイルチャンピオンシップ、レッツゴードンキはがんばりましたね!桜花賞以降はチグハグなかんじがしましたが、今回は得意のマイルに戻ったということもあり“自分の競馬”がしっかりできていました。
「折り合いもしっかりついていたし、道中でノリさん(クラリティスカイ)に競られてもムキにならずに走れていたし。次につながる内容のあるレースでよかったです」と調教パートナーの西原助手はいい笑顔を見せていました。
担当の寺田助手によれば、レース後も極端な疲れを見せている様子はないとのこと。「もう一走、しようと思えばできるくらいの状態」(寺田助手)とのことですが、このあとは来年に備えて放牧とのことです。まだ余裕があるうちに一休みできるのは理想的ですね。
「母のマルトクにどんどん似てきている。そのマルトクは晩成型だったし、ドンキ自体もまだ伸びしろがありそう。来年の目標は高松宮記念になるか、ヴィクトリアマイルになるか。いずれにせよ、もう距離を伸ばすための“小細工”はしなくていいからドンキらしい競馬ができると思うよ」と梅田智師も来年に向けての作戦を思い描いていました。放牧に出るのは12月2日の予定。行き先は吉澤WEST。2月くらいに帰厩予定です。