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【ユーイチの眼】『明暗を分けたのはゴールドシップの動き ―ジャパンC回顧』

  • 2015年12月08日(火) 18時01分
祐言実行

▲今回はジャパンC回顧、「ラブリーデイを巡る攻防は見応えがあった」


騎手が狙うベストポジションとは


 落馬事故から早1か月。その間に4つのGIがあった。もちろん、どのレースも興味深く見ているが、なかでも面白かったのがジャパンCだ。1番人気ラブリーデイを巡る4コーナーの攻防は、実に見応えがあった。

 勝ったのは4番人気ショウナンパンドラ。天皇賞・秋は不利があり、外を回らざるを得ない展開からのコンマ2秒差4着。素直に「この馬、強いな」と思ったし、中間の調教の動きも際立つもので、注目していた1頭だった。

 どのレースにも言えることだが、力のある馬の直後のポジションは、誰もがキープしておきたいところ。なぜなら、100%ではないにしろ、労せずしてその馬が進路を確保してくれる可能性が高いからだ。

 ジャパンCで言えば、“ラブリーデイの直後”がそのポジションで、しかも鞍上の将雅は、

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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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