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ダイワメジャー産駒好調(須田鷹雄)

  • 2015年12月15日(火) 18時00分


◆今年の私はダイワメジャーを推していたがメジャーエンブレムは…

 阪神JFは、ダイワメジャー産駒・メジャーエンブレムの圧勝だった。

 今年の2歳戦、ダイワメジャー産駒はかなりの好調で、ここまで39勝をマーク。2位ディープインパクトに4勝差、3位キングカメハメハには11勝差をつけている。賞金でもダイワメジャー6億2170万円に対し、ディープインパクトが4億7970万円、キングカメハメハが3億3440万円。出走数がだいぶ違うのでディープインパクトに1走あたり賞金では負けるが、それでもかなりのパフォーマンスだ。朝日杯にもダイワメジャー産駒が4頭登録しているのに対し、ディープインパクトはなし。2歳リーディングサイヤー奪取が、勝利度数・賞金ともに見えてきた。

 この世代を種付けした時点での種付料は、ダイワメジャー500万円に対しディープインパクト1000万円。2015年では500万円と2500万円。その差を考えると大健闘だ。

 もともとダイワメジャー産駒は仕上がりが早く、2歳戦から活躍できる面がある。赤本2015-16のP160を参照していただきたいが、今年の私はダイワメジャーを推しており(理由は当該ページ参照)、おすすめ10頭にも3頭入れていた。

 しかし、その3頭はプリンシパルスター、スターオブペルシャ、アッラサルーテと見事に1勝級ばかり。メジャーエンブレムは入っていないどころか、巻末リストでもツルツルの無印だ。

 ノーザンファーム空港の取材でも全く名前の出なかった馬、関東馬で厩舎イチオシというわけでもなかった牝馬というと、ルージュバックを思い出す。ちなみに赤本の厩舎ページでは、ルージュバックは調教師の言及なし、メジャーエンブレムは4番目の登場。このあたりを一本釣りするのは難しい……。しかしダイワメジャーにしても大竹厩舎、田村厩舎にしても、「アリだよね」というファクターではある。このようなパターンの早期移動馬が、POGの穴狙いでは有効になってきそうだ。

須田鷹雄+取材班が赤本紹介馬の近況や有力馬の最新情報、取材こぼれ話などを披露します!

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