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【予想の流儀・特別編】スポニチ万哲の馬券プロセス〜「有馬必勝」のヒント

  • 2015年12月25日(金) 12時01分


 スポーツニッポン「万哲の乱」でおなじみの小田哲也記者が、有馬記念スペシャル企画として、netkeibaに特別寄稿。

 今年も天皇賞(春)・宝塚記念・エリザベス女王杯など、大波乱のGIを孤高の◎で当たり前のように仕留め、読者を驚かせ、また大いに喜ばせた。

 今回はその“万哲”が、会心の予想を例にして、穴馬抜擢のプロセスと、「有馬記念を当てるためのヒント」を伝授する。


大原則は「最大パフォーマンスを重視すること」

 ディープインパクト級なら、黙って◎を打つことも過去にありますが、現代競馬は基本的には能力差は紙一重。舞台設定、体調、枠順、あるいは馬場状態等で微妙に結果は変わってくるのは、今秋GIの結果も如実に物語っています。僕が穴馬を探し出す上での大原則は「その馬の最大パフォーマンスを重視すること」。極論すれば、負けたレースはあまり関係ありません。野球でいえば、本塁打か? 三振? のタイプでOK。着順タイプで言えば、2着や3着より1着が多い「1着型」が3連単全盛の昨今では馬券作戦も組み立てやすい。かつて追い続けたダイワメジャーも通算成績【9 4 5 10】でこのタイプ。あっさり負けることもある半面、人気が過熱沸騰しない分、配当的にもおいしかった。思えば、2006年の天皇賞・秋は毎日王冠を勝った直後なのに4番人気。3連単6万円台になりました。

ノンフィクション

▲万哲プロセスの典型、06年天皇賞秋。2着には7番人気のスウィフトカレントが入り、高配当に。(撮影:下野雄規)


 「S評価」の高価値レースを見抜くには、横の比較よりも隔年の「縦」の比較が大事です。今年6月の宝塚記念では幸運にも◎ラブリーデイで52万馬券を射止めることができました。◎を打ったポイントは

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