◆強そうなディープ産駒は、おさえとく方が得策
年明けの競馬がはじまりましたが、競馬は延々と続くもの。年末の「流れ」を汲んで年明けの馬券を買うことが血統馬券の基本的なルーティーンです。
中山金杯は、昨年に続きキングカメハメハ産駒のヤマカツエースが優勝。
金杯は有馬記念の血統傾向を引き継ぐ、と毎年書いていますが、ヤマカツエースの母父はグラスワンダー。グラスワンダーは有馬記念の勝ち馬ゴールドアクターの父父。つまり、父が昨年の同レース勝ち馬の父で。母父は有馬の勝ち馬の父父。
2着マイネルフロストも母父がグラスワンダー。父ブラックタイドは有馬記念3着のキタサンブラックの父。
3着のフルーキーは1番人気。能力的には最上位だったかもしれませんが、血統の適性は1、2着馬より劣っていたのではないでしょうか。
ということで、公開している予想でも、昨年同様の手法で、勝ち馬のキンカメ産駒を本命にして勝ち的中したわけですが、一昨年同様、有馬は不的中。今年こそは有馬も当てて、金杯も当てたいものです。有馬をハズしても「金杯が当たるからいいか」と年越しが楽しみなのはいいことですけれども。
さて、今週は3歳マイル重賞が2レース行われます。
昨年の2歳重賞のコラムでも散々書きましたが、今年の3歳世代のJRA2歳リーディングは勝ち星も賞金もダイワメジャー。それはディープインパクトを温存していた恩恵もあったから。そろそろディープインパクトの出番でしょう。
なお2015年の2、3歳限定重賞における1番人気から3人気のディープインパクト産駒の単勝回収率は109%。複勝回収率は112%。人気寄りでのこの数字はかなり優秀。強そうなディープ産駒は、おさえとく方が得策です。
シンザン記念もフェアリーSも人気のディープ産駒は、しっかりと買うのが血統馬券の基本戦術となるでしょう。
シンザン記念はディープ産駒のピースマインドとダイワメジャーのアストラエンブレムが馬券になるのが「いかにも」な決着。
フェアリーSのリセエンヌは父がディープ産駒。そして母父は重厚なモンズンで自身も1800勝ちのある馬。重厚なタイプが走りやすいレース傾向にもぴったりです。