格の概念があまり通用しないシルクロードS
シルクロードSはハンデ戦であるためなのか、格の概念があまり通用しないレースだ。前走成績で見ても、理屈通りではない結果が出ている。
過去10年の前走クラス別成績がこちら。
前走クラス 着度数 勝率 複勝率 単回収率 複回収率
1600万下
[1-1-2-14] 5.6% 22.2% 63 166
OPEN特別
[6-4-5-62] 7.8% 19.5% 51 67
重賞
[3-5-3-52] 4.8% 17.5% 20 73
複勝率では前走準オープン組が勝り、勝率では前走オープン特別組がトップ。前走重賞組は単勝・複勝の回収率も含めてむしろ地味。
原因のひとつは前走重賞組には前走大敗馬が多いことで、63頭中45頭までが前走6着以下。ただ、前走1〜5着に限っても勝率11.1%・複勝率27.8%で、極端に良いというわけでもない(回収率単37%・複70%)。
馬券に絡んでいる絶対数が多いのはオープン特別組で、こちらの前走1〜5着馬だと勝率10.9%・複勝率28.3%。回収率は単66%・複81%なので、総合的には同じ前走1〜5着組ならオープン特別組のほうが良いということになる。
このオープン特別組、一昨年・昨年と連続して1〜3着を独占している。今年の登録馬はオープン特別組10頭、重賞組6頭。どうしても格で重賞組から先に検討してしまうが、重要なのは淀短距離Sなどのほうかもしれない。