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【ユーザー質問】祐言実行Q&A『3歳牡馬戦線 一歩リードはリオンディーズとハートレー』

  • 2016年01月26日(火) 18時01分
祐言実行

▲朝日杯FSを勝利したリオンディーズ、福永騎手の目からみた評価は


シルバーステートは長期休養に


Q.キングカメハメハとシーザリオのどちらにも騎乗経験のある福永騎手から見て、リオンディーズのレースぶりはどう映りましたか? また、ケガがなければ騎乗する予定だったというのは本当ですか?

A.リオンディーズについては、新馬戦の騎乗依頼はもらっていた。ケガをしたことで乗れなくなってしまったけれど、この世界ではそれも「縁」。仕方のないことだ。

 牧場で一度乗ったのだが、少し口が重くて(ブレーキが効きにくい感じ)、エピファネイアに似てるなぁという感想を持った。そのあたりが、入厩してからどうなるか、競馬にいってどう変わってくるのか注目していたが、新馬戦については2000mということもあってか、やはり難しさをのぞかせつつのレースだったと思う。とはいえ、最後はほとんど追うところなく1馬身半差。スケールの大きさを感じさせるに十分な競馬だった。

 2戦目の朝日杯フューチュリティSは、スタートで少々立ち遅れたが、そのまま馬のリズムを重視して後方から。マイルということもあり、折り合い面の難しさも見せなかった。それ以上に、大外からねじ伏せるような勝ちっぷりが圧巻だったし、ミルコらしい競馬だったとも思う。

 それにしても、シーザリオはいい仔を出す。あの母系(母キロフプリミエール)の活躍馬はシーザリオだけで、いわゆる突然変異系だと思っていたので、正直、繁殖に上がってどうかと思っていたが、いい意味で予想を裏切られた。本当にすごいことだし、自分としても嬉しいものだ。

祐言実行

▲リオンディーズの母シーザリオ、現役時代は日米オークス制覇の偉業(撮影:下野雄規)


 競走馬としてのシーザリオは、競馬では乗りやすい馬だったが、返し馬では気の悪さを見せる難しい面があった。一方のキングカメハメハは、

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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