過去準OP→OP特別連勝馬は重賞に上がってどのような結果を出してきたか…
今週の東京新聞杯には、連勝馬が2頭登録している。準オープンとオープン特別を連勝しているダイワリベラル、1000万条件から3連勝しているダッシングブレイズの2頭だ。ダッシングブレイズのほうは1番人気を争う存在になるかもしれない。
この2頭は前走がオープン特別でもある。では、過去に準オープン→オープン特別と連勝した馬は重賞に上がってどのような結果を出してきたのだろうか? 順を追って見てみよう。
・2006年以降に芝の準オープン(距離不問)を勝った馬→のべ951頭
・そのうち次走で芝のオープン特別に出走した馬の成績→[39-32-29-188]
・勝った38頭がさらにその次走でGIIに出走→[2-1-2-3]
・GIIIに出走したケースは[3-6-0-16]
GIIでの成績が良いのは、サンプルが少ないことと、日経賞、アルゼンチン共和国杯という長めのレースが寄与してのもの。一方でGIIIでは意外に勝てていない。回収率は単68%・複72%で「やや悪い」程度だが、実は上位人気になった馬はかなり人気を裏切っており、1番人気[1-3-0-5]、2番人気[1-1-0-3]で特に単勝や1着付けはしづらいところだ。
ダッシングブレイズのように1000万→1600万→オープン特別と芝で3連勝した馬は、2006年以降の1000万条件を起点とすると18頭。その次走はクラス不問で[1-5-1-10]。GIII限定で[1-4-0-5]。着外のうち1頭は2位入線5着降着なので実質連対率は60%だが、勝率は10%(ちなみに2010年富士Sのダノンヨーヨー)。連勝馬なので、「勢いがあるから、来るなら単で」と考えがちだが、勝ち切ることはそう簡単ではなく、むしろ買うなら連軸のイメージで考えるほうがよさそうだ。