今年の組み合わせは大波乱の可能性も
3600mのステイヤーズS(中山)に次ぐ長距離戦。東京コースであることを考えると、むしろスタミナ能力の求められる度合はこの3400mの方が大きいかも知れない。
スタミナ能力に自信というタイプは限られるから、4歳馬から10歳馬まで、なんと7世代もがそろったのも珍しい。下は48キロから、上は58.5キロまで、負担重量差は上下「10.5」キロという極端なハンデ戦になった。
注目は3連覇を狙う
フェイムゲームだが、トップハンデ58.5キロ。オーストラリアから帰って3ヶ月半ぶり。新馬を含めて3ヶ月以上の休み明けは【0-0-0-4】の記録が残る。今週は土日の重賞4つが、3場に分かれて行われるから、12頭までが前回とは異なる騎手で、うちテン乗りが8頭。
そのフェイムゲームはトップハンデの有力馬だが、ベリー騎手、コントレラス騎手が相次いで騎乗停止になったため、直前までなかなか騎手が決まらなかったという経緯もある。
ハンデ差が大きく、思い切った乗り方をする陣営が出現するかもしれないが、ふつうは「超スロー」だろう。多くの馬が出ていた昨年は、前後半の1200mと中盤の1000mに分けると「1分14秒5-(1分05秒5)-1分11秒9」という超スローだった。2000m通過はなんと「2分07秒7」である。今年の組み合わせは大波乱の可能性もある。
昨年、早め早めに動いて2着だった
ファタモルガーナ(父ディープインパクト)から流したい。調教はもう一歩の感もあるが、悪くはない。狙いの1戦だから乗り込み量は十分過ぎるほど。8歳馬ながらまだ通算20戦だけ。いつも休み休みなのでポン駆け【1-1-1-4】。昨年と同様のレースが可能だろう。
3600mのステイヤーズS「2着、2着、7着」。3400mのこのレース「6着、2着」。昨年、東京2500mの目黒記念を2分30秒0の好時計で小差3着するなど、全連対8回中の7回までが距離2200m以上という無類のスタミナを評価したい。内田博幸騎手ならテン乗りでも、強気の攻めに出てくれるはずだ。
同じ8歳馬で、ポン駆け【2-2-2-4】の
ホッコーブレーヴ、好仕上がりの4歳馬
タンタアレグリア本線に、
ペルーサも含め少し手広くいく。