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はくぼ競馬を考える

  • 2004年08月11日(水) 15時53分
 はくぼ競馬も、函館から札幌へと移ります。日本中央競馬会創立50周年事業のひとつとして行われていますが、問題は今後どうするかです。今回の成果を分析し、来年以降にどうつなげていくか、これから知恵を出し合うことになっていきます。

 函館のここまでの結果を見ると、明らかなことがあります。それは、11レースと12レースあるうちの最終12レースの売り上げが大幅に伸びている点です。

 11レースが4時40分発走で、12レースが5時10分となると、特に最終レースまでの時間がゆったり取れ、参加するものにとって検討の過程を十分に楽しめることになります。これは実際に参加したファンの声ですから、間違いないでしょう。

 今は、3場開催であっても全てに参加することが可能です。ですが、やはりそれぞれの3特別への参加が主であって、一般レース全てに手を出すものはいません。とても手が回らないということです。

 ところが、特に参加者の多いメインレースの時間帯は忙しくて、購入したレースを味わうひまがありません。また、どれか先に的中したとしても、次なるメインレースを買い足すことも出来ません。そんなあわただしい時を過ごしたあとのはくぼ競馬ですから、特に最終レースへの参加がしやすいということではないでしょうか。

 はくぼ競馬は、特に他場が終了してからのスタートですから、他場で参加するものにとってはおまけのようなもの。しかも、時間のゆとりがあるのですから、ここが面白い好カードのレースであれば効果は抜群でしょう。

 こういったプラス材料を今後生かすことができるかどうかですが、一番参加者の多い各場のメインレースのあり方にも言及してみてはどうでしょう。どこもほぼ同じ時間帯でなくてもいいのではないかという発想、これもはくぼ競馬をやって気が付いたことです。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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