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ゼンノロブロイ産駒が得意なフラワーC

  • 2016年03月16日(水) 18時00分


◆ゼンノロブロイ産駒にとっては今まで以上に能力を発揮しやすい条件

 フラワーCはゼンノロブロイ産駒に相性の良いレース。当レースには産駒が7頭出走。4頭(サンテミリオン、コスモネモシン、パシフィックギャル、バウンスシャッセ)が馬券になり複勝率は57%。

 一昨年はゼンノロブロイ産駒のバウンスシャッセ、パシフィックギャルで1、2着。なお、昨年は出走馬がいませんでした。

 ゼンノロブロイ産駒が当レースに相性が良い大きな理由は次の2点。

・ゼンノロブロイ産駒は牝馬の方が重賞成績が優秀
・牝馬の若駒限定レースで1800m以上のレースはフラワーカップが初

 ゼンノロブロイ産駒はJRA重賞を16勝していますが、牝馬で9勝。勝ち馬11頭のうち5頭が牝馬。牝馬は重賞の単勝回収率が124%。複勝回収率が99%。牡馬よりも的中率、回収率も優秀。

 また、フラワーCは2、3歳の牝馬限定重賞では初の1800m以上のレース。ゼンノロブロイはパワーとスタミナを要求されたほうがパフォーマンスを上げる産駒が多いため、ここでようやく素質を開花する馬も多いのです。

 さらにフラワーCはコーナー4つの小回りコース。これも牝馬限定重賞ではフラワーカップが初。ゼンノロブロイ産駒にとっては今まで以上に能力を発揮しやすい条件になります。

 今年のゼンノロブロイ産駒はシャクンタラーとレッドリュンヌが特別登録。特にシャクンタラーは母父も中山芝重賞に相性の良いロベルト系のシルヴァーホーク。パワー豊富な大型馬で当レースに合いそうです。

 ゼンノロブロイ産駒以外ではヴィクトワールピサ産駒は当レースに向きそうな種牡馬です。ゼンノロブロイと同じサンデー系とミスプロ系の配合馬で中山芝G1で実績を残した馬。さらに、ジュエラーに代表されるように牝馬が走る傾向を見せています。パールコードは父に加え、母もパワー型の米国血統。当レース向きの血統馬です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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