面白いのはレースによって全く傾向が違う
古馬重賞の予想をする際に、よく出すデータのひとつに年齢別成績がある。
たいていの場合、勝率や複勝率で見ると春重賞では4、5歳馬の成績が良く、秋重賞では3、4歳馬の成績が良い。あとは4歳馬と5歳馬(春)、3歳馬と4歳馬(秋)のいずれが良いか、さらに上の世代から穴が出ているか出ていないか、そのあたりがチェックポイントなる。
面白いのはレースによって全く傾向が違うことだ。
例えば既に終了した高松宮記念は5歳馬が強く4歳馬がそうでもないレースで、たまたまではあるが今年は5、5、4歳の決着となった。GIIではマイラーズカップも5歳馬中心で4歳馬がいまひとつのレースだ。一方で阪神大賞典は4歳馬と5歳馬がほぼ互角で、6歳馬になると一気に成績が落ちる。日経新春杯も同様の形で4歳馬が時に強い。
こういった傾向は、時期や施行条件、斤量条件によってできていくのだと思うが、では大阪杯はどうか。
4歳馬を頂点に年齢が進むごとに成績が落ちていくパターンで、特にここ10年、7歳以上馬は32頭が33回出走し馬券になったのはトウカイパラダイスただ一頭とほぼ出番が無い。6歳馬からは複穴が多少出ているが、狙いにいくほどの頻度や破壊力ではない。過去20年で見ると、古い地層に本命決着が多いぶん、下の世代ほど馬券的にベターという形になっている。
もちろん上の世代になるほど「成績手詰まりのオープン馬」が増えるので、その点は考慮しなくてはならない。それでも上の世代から穴が出ていない(勝率や複勝率はともかく、回収率も跳ね上げていない)のは事実だし、特定の人気帯に限ってみても、若い世代のほうが良い。これは逆に、古い世代のほうが馴染みがあるので売れやすいということも影響しているだろう。
年齢にこだわることのメリットは、予想が早くなることだ。今回で言えば、4歳馬を買うと決めれば本命馬は3択、5歳馬を買うと決めても3択。話が早い。