▲今週は「騎乗ぶりの変化」についてのユーザーからの質問と、明日4日に迫った「第7回福永洋一記念」について
以前は「その馬の能力のなかでの最先着」
Q. 毎週、祐言実行を興味深く拝見しています。以前に比べ、最近は積極的な騎乗が増えたように思いますが、何か心境の変化があったのでしょうか?
A. 最近の自分の心境は、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。以前、このコラムにも書いたが、少しでも1着を穫れる可能性があるなら、そこしか考えないような思い切った競馬も柔軟に取り入れているつもりだ。ファンの目には、それが“積極的な競馬”に映っているのかもしれないし、質問の答えとしては、それは確かに心境の変化によるところが大きい。
今思えば、以前の自分は「その馬の能力のなかでの最先着」を目指して競馬を組み立てることが多かったように思う。その結果、本来なら力の足りない馬を2着に持ってきたこともあった一方で、思い切った競馬をすれば、ひょっとしたら勝てていた馬を2、3着にしてしまったケースもあっただろう。