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【ユーザー質問】祐言実行Q&A『騎乗スタンスの変化 勝つための競馬を』

  • 2016年05月03日(火) 18時01分
祐言実行

▲今週は「騎乗ぶりの変化」についてのユーザーからの質問と、明日4日に迫った「第7回福永洋一記念」について


以前は「その馬の能力のなかでの最先着」


Q. 毎週、祐言実行を興味深く拝見しています。以前に比べ、最近は積極的な騎乗が増えたように思いますが、何か心境の変化があったのでしょうか?

A. 最近の自分の心境は、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。以前、このコラムにも書いたが、少しでも1着を穫れる可能性があるなら、そこしか考えないような思い切った競馬も柔軟に取り入れているつもりだ。ファンの目には、それが“積極的な競馬”に映っているのかもしれないし、質問の答えとしては、それは確かに心境の変化によるところが大きい。

 今思えば、以前の自分は「その馬の能力のなかでの最先着」を目指して競馬を組み立てることが多かったように思う。その結果、本来なら力の足りない馬を2着に持ってきたこともあった一方で、思い切った競馬をすれば、ひょっとしたら勝てていた馬を2、3着にしてしまったケースもあっただろう。

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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