13頭立ての紫苑S。当然のように「3連単」も買うことになるが、3連単が加わったことにより、馬券の種類は8種類。的中馬券は計12通りもある。
3連単でもいいが、自分の買い方(スタンス)を探しながらのスタートにしたい。やみくもにボックスやフォーメーションのカードに買いたい馬をマークしては、点数が多くなりすぎる。3連複だと、紫苑Sは286通り。それが3連単だと、1716通り。組み合わせが3連複の6倍と言うことは、6倍難しくなる。配当も6倍近くなると考えられている。つまり、的中回数は今までの6倍の点数を買わない限り、激減する。
軸1頭流し。それのマルチ。軸2頭流し。それのマルチ。あるいは、どういう効率のいい組み合わせ点数も選べるフォーメーションは、少し買ってみて初めて自分の考え方、参加スタイルに合うかが判明する。ボックスも悪くはないが、勝つ馬を当てるのが3連単の出発の発想だから、ボックス党は出費ばかりが増える危険がある。
レディインブラックから入りたい。この馬、素質を高く評価し、共同通信杯(牡馬相手)にも出走したのが、春の誤算のスタート。相手にならないのは当然で、その後のローテーションがきつくなり、桜花賞直前にやっと2勝目。もうお釣りが残っていなかった。
しかしきつい日程の3月、中山のアネモネSの勝ちっぷりはさすがサンデーの良血馬だった。タメてインから一気。追い込む形でギミーシェルター(のちにスイートピーS・2着)を3馬身半も離している。上がりは34.0-11.7秒だった。母も、一族のサンエイソロンもそうだが、この一族、本番のステップレースでピークがくる傾向がある。2歳秋の新馬戦も大楽勝している。仕上がりに不安のないタイプで、今回こそが絶好の狙いだ。
3連単は、本命レディ、対抗ヤマニンから相手5頭のマルチで計30点で様子を見る。