84年以降、桜花賞馬が不在のオークスは3回しかない
今年のオークスは、桜花賞馬ジュエラーの故障で桜花賞馬不在となった。桜花賞馬が出ないオークスというのは意外に少ないもので、グレード制が導入された84年以降で言うと02年、05年、07年の3回しかない。本当にそこまで少ないか!? と思わず確認してしまったが、本当に今年で4回目のようだ。
02年はアローキャリーが不在。勝ったスマイルトゥモローは桜花賞6着、2着チャペルコンサートは同7着、3着ユウキャラットは桜花賞不出走で忘れな草賞1着だった。
05年はラインクラフトがNHKマイルCに回って不在。勝ったシーザリオは桜花賞2着、2着エアメサイアは同4着、3着ディアデラノビアは桜花賞不出走でフローラS1着だった。
07年はダイワスカーレットが不在。ついでに言うと、桜花賞1番人気だったウオッカもダービーに回って不在だったので、今年と状況が似ているかもしれない。勝ったローブデコルテは桜花賞4着、2着ベッラレイアは桜花賞不出走でフローラS1着、3着ラブカーナも桜花賞不出走でスイートピーS2着だった。
たった3回の結果だがこれをどう見るか。桜花賞組と別路線組は頭数だと5:4でほぼ互角。桜花賞組には02年の大敗組復活があり、別路線組にはラブカーナのような例外的存在がいる。どちらを取るにしても「今年ならこの馬」とは言いづらい。
それでも、優勝馬は桜花賞組から出ると考えたい。02年を考えても候補はシンハライト、アットザシーサイド、アドマイヤリード、レッドアヴァンセの4択。そこから正解をつかんで1着固定にすれば、末広がりの3連単で高配当をつかむこともできる。