東京の11Rと、京都の11Rは、ともに馬場状態がきわめて怪しく、特に東京のメインは死角を持つ馬の多い組み合わせ。先をにらんで、東京9Rに注目したい。
この開催は京都のダート戦の2歳500万下がないこともあって、関西馬が5頭も遠征してきた。
中でもパレスワールドは、前走の新潟に続いて再度の遠征。新馬とは違って、ダートを狙ってきたのは分かる。父は名うてのダート巧者を送りつづけるフォーティナイナー。上の3歳牝馬ハナマル(父アフリート)は、盛岡のダート1000mをレコードでちぎって勝っている。男馬で、姉よりも馬格にも恵まれているパレスワールドが、より高いダート適性を持つだろうことは推測できる。
また、前走の新馬戦、ぴったりサクラジュノー(中山の1週目に5馬身差圧勝)にマークされ、一度は交わされながら、ゴール前二の脚を使って差し返している。
この粘り強さ、しぶとさを生かすには、直線の長いコースの方がいい。まして、ちょっとジリっぽかったから、2戦目に早々とダートを試してみようとするのも納得できる。
この中間はダートのEコースにも入れてビシビシ追っている。好勝負だろう。
メジロハンターは2戦目の芝1200mを1分8秒9(上がり34.9秒)でまとめたが、切れ味負けしてしまった。この中間、さらに力強さを増した動きでパワー十分。デビュー戦のダート勝ちはモタモタして平凡だったが、追っても伸びるタイプに成長する。
西のエイシンアスワンのデビュー戦は、37.6-36.7秒というラップ。前半のあまりの遅さが気になるが、楽に先手を取れたためで、上がりは36.7-12.2秒。楽々だった。この3頭をうまく1〜3着にフォーメーションしながら、3連単を買う。