夏本番ですね。栗東も、ちょっと油断するとすぐに日焼けしそうなほど陽射しが熱いです。早朝とはいえ、その中で頑張って走っている馬たちはホントえらいなぁと思います。
凱旋門賞を狙うマカヒキですが、順調にひとつひとつのステップをこなしていますね。今朝4日には出国の2週前追い切りを無事消化しています。このまま、予定通りに8月19日に出国できることを願うのみです。
何度もご紹介しているとおり、ふだんは本当に人懐こくて子犬のような雰囲気のマカヒキですが、ダービー前はかなりキリリとした表情でした。その後、放牧ではすっかりリラックスできたようで、また“子犬キャラ”に戻りました。しかし、ここにきてピッチが上がるにつれて、その表情はまたまたキリリとしてきたんですよ〜。この状況にあわせてテンションをちゃんと切り替えられるところがサスガ!と思います。
「放牧ではリラックスが目的でしたから、背は伸びましたが体はダービーの頃に比べると緩んでいました。いま、徐々にピッチをあげて再び引き締めているところです。日を追うごとに、つくべきところに筋肉がついてきていますね」と担当の大江助手。
いったん緩ませることで“伸びしろ”を広げ、さらにそこへ新たに筋肉をビルトアップしていく。ほんと、理想的な成長過程です。順調そのもの。
そして、この厩舎にはエアコンがついていることもあり、猛暑ですがかなり快適に過ごせているようです。マカヒキの前にはさらに扇風機もつけてあるんですが、マカヒキったらその風に当たりながら“ポーっ”とのんびりしているんですよ。今回の写真は、扇風機の風にあたりながら、たてがみをなびかせているマカヒキです。ほんと、のんびりしているでしょ?
それでいて、やっぱり眼はしっかりと力を帯びてきています。来週、見に行くころにはさらにキリリとしていることでしょう。