地方所属としては異例のフランス遠征を敢行し、ただいま海外修行真っ最中の笹川翼騎手(22歳・大井)が、現地での課題や発見をコラムとして寄稿してくれました。また小林智厩舎の一員として、凱旋門賞に挑むマカヒキの様子もレポート！　騎手目線から見た前哨戦・ニエル賞の評価は…？(全2回)

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デビュー前からの夢、マカヒキが後押し

　netkeibaをご覧の皆さん、はじめまして！　大井競馬所属のジョッキー・笹川翼です。

　先日、netkeibaさんのニュースにも取り上げて頂きましたが、私は今、騎手として技術向上、レベルアップを目的に、フランスのシャンティイにある小林智厩舎に1ヶ月間の短期遠征をさせて頂いています。

　そこで今回、自身のフランスでの取り組みや成果を振り返る記録として、そして競馬ファンの皆様に凱旋門賞直前の現場の様子をお伝えするため、netkeibaさんでコラムを書かせて頂くことになりました。どうか飽きずに(笑)、最後まで楽しんで読んで頂ければ嬉しいです。

　まずは今回のフランス遠征について。発表してから、関係者やファンの方々から多くの反響を頂きましたが、「いつか海外で競馬を勉強してみたい」という気持ちは、デビュー前から持っていました。実は昨年にもアメリカに行けるチャンスがあったのですが、その時は自分の体調が整わず、断念した経緯もありました。

　そして今回、私の師匠である米田英世調教師のもとで一緒だった福田真広調教師が、競馬の勉強のためにフランスに行くことを耳にし、チャンス！　とばかりに自ら手を挙げさせて頂きました。それならばと