◆前走GI組の中での序列付けはけっこう難しい 登録数を見る限り今年の京都記念は少数精鋭といった趣だが、もともとこのレースは格上組が強い傾向にあり、多少の上がり馬では気軽に挑めないレースでもある。
京都記念の過去10年では、前走GI組が[5-5-7-21]で複勝回収率44.7%。回収率も単複ともにプラスとなっている。この他に海外GI帰りの馬が2頭いてその2頭はともに勝っているので、実際の成績はさらに良い。
対照的に前走オープン特別組+条件戦組はあわせて[0-1-0-19]だから、格重視で予想すべきレースだということが分かる。
ただ、前走GI組の中での序列付けはけっこう難しい。海外GI組をあわせた過去10年・のべ40頭を改めて振り返ってみよう。
2016年は該当5頭。3,4,5,6,8番人気だったが、1着から順に6,3,4番人気が馬券に絡んだ。2015年は1,2番人気がこの組で2番人気キズナが3着、1番人気ハープスター5着。2014年は1〜6番人気がすべてこの組で上位も独占したが、1〜3着の人気は6,2,4番人気。いちばん人気がなかったデスペラードが1着。2012年も似た感じで1〜5番人気独占から5番人気1着・1番人気2着・3番人気3着と順番が入れ替わった。
今年の該当馬はサトノクラウン、スマートレイアー、マカヒキとすべて海外GI組。このようなパターンはいままでなかったが、GI組はGI組。人気はマカヒキ→サトノクラウン→スマートレイアーだろうが入線はその順番と決め付けられないし、そもそも何頭馬券に絡むのかというところから慎重に扱いたい。
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