◆同じコースなので好走しやすいのも当然ではある 今週のチューリップ賞には、阪神JFの1、2着馬、ソウルスターリングとリスグラシューが出てくる。当時の人気順も1、2番人気だ。
旧阪神3歳牝馬Sの時代も含め、牝馬限定GIになってからの阪神JFを1、2番人気で1、2着した馬はのべ16頭いる。そのうち、翌年チューリップ賞に出走した馬は8頭。その成績はというと、[4-2-2-0]。全部馬券に絡んでいるのだ。
これまで同一世代に該当馬が2頭いてともにチューリップ賞に出走したというケースはない。それゆえ2頭いる今年はどちらかが馬券外になってもおかしくはないのだが、しかしこれまでの結果を見ると「堅そう」としか言いようがない。
ちなみに、8頭はニシノフラワー、メジロドーベル、テイエムオーシャン、ブエナビスタ、アパパネ、レーヴディソール、ハープスター、レッツゴードンキ。桜花賞とオークスに不出走だったレーヴディソール以外の馬はいずれも桜花賞かオークスのいずれか、もしくは両方に勝っている。
以上は06年の改修をまたいだ話だが、いずれにしても阪神JF→チューリップ賞→桜花賞はコース替わりが無いわけで、強い馬が1レース目で好走したら2、3レース目で好走しやすいのも当然ではある。
あくまでついでの話だが、阪神JFの1〜2番人気かつ1〜2着という馬が明け3歳1〜6月の重賞に出てきた場合、GIでは[10-2-1-5]とさすがにたまには馬券外になるが、GIIとGIII、オープン時代のチューリップ賞はあわせて[9-3-2-1]。馬券外に飛んだのは95年ニュージーランドトロフィーのヤマニンパラダイス(6着)が唯一の例だ。
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