今年の南関東クラシックでは、もちろん主役の1頭になるでしょう
3月8日(水)の重賞
フジノウェーブ記念(大井・1400m)には、昨年のNARグランプリ年度代表馬など3部門を受賞したソルテが始動。さらには、栗東・西浦勝一厩舎の卒業生ケイアイレオーネが、2歳時の兵庫ジュニアグランプリ以来となる1400m戦に出走。他にも、新天地の南関競馬で頑張っている中央卒業生たちがたくさん名を連ねています。
その取材で、美浦の小西一男厩舎の卒業生ブラックレッグ(大井・的場直之厩舎)の元におじゃますると……相変わらず白い前髪が光っていました(笑)。
お隣には新入りさん?!愛らしい仔が佇んでいました。
キャプテンキングが美浦の加藤和宏厩舎から大井競馬場の的場厩舎に仲間入りをしたのです。新馬戦は芝のレースで大敗していますが、それ以降はダート戦に矛先を切り替え7回走り、優勝2回、2着2回、3着2回。ヒヤシンスSも後方から進めて脚を伸ばし、優勝したエピカリスから0.5秒差の5着でした。
![](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/restart/170306_a.jpg)
馬房に佇むキャプテンキング、環境にもすぐに慣れたそうです
キャプテンキングが大井競馬場にやって来たのは3月2日。厩舎地区のすぐ隣には東京モノレールの電車が走っていますが、担当の橋本健吾厩務員に聞いてみると、環境にはすぐに慣れたそうで、最初からそういう音にも動じることなくドッシリしているそうです。
![](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/restart/170306_b.jpg)
キャプテンキングと厩舎の先輩ブラックレッグ、両馬ともに担当している橋本厩務員
600キロ近いブラックレッグの隣にいるので小柄に見えたのですが、実際は500キロ近くもあるのですね?!それだけ、ブラックレッグが巨大ということで(笑)。でも、そんな威圧感たっぷりの先輩が、隣の馬房から興味を示してブヒブヒブヒとすごい鳴き声で顔を近づけてきても、キャプテンキングは何も気にするようなところもなくドーンと構えていた姿は非常に印象的でした。
![](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/restart/170306_c.jpg)
先輩ブラックレッグにブヒブヒ鳴かれても、どっしり構えていた姿が印象的でした
この時期の移籍ですから、もちろん南関クラシック路線を目指してのもの。南関クラシック一冠目の羽田盃(5月10日、大井・1800m)から二冠目の東京ダービー(6月7日、大井・2000m)へと進んでいきたいそうですが、その前にどうするのかはこれから検討していくようです。
「調教に乗っていても、背中もいいし力強さもあって、いい乗り味ですよ。実績も申し分ないですし、体調を崩さないように慎重に仕上げて、いい状態で送り出したいです」(的場調教師)
このまま無事に、本番では元気な姿を見せて欲しいと思います。気になる鞍上ですが、現段階では未定とのこと。どの騎手になるのかとても興味深いですね。
これほどの実績馬だけに、今年の南関クラシックは、もちろん主役の1頭になるでしょう。これまでも中央から移籍して、マカニビスティー(2010年)やバルダッサーレ(2016年)が東京ダービー馬として名を刻んでいますが、キャプテンキングはさらにどんな強さを見せつけるのでしょうか?!そして、更なる移籍馬が出てくるのでしょうか?!
南関クラシックに向けた話題は、リスタートでもまたご紹介しようと思っています!
次回は3月20日(月)にお会いしましょう!