▲キタサンブラック、サトノダイヤモンドを相手に、シュヴァルグランとどんな戦いを挑むのか
※皐月賞の回顧は次週の5月2日にお届けする予定です。キタサンブラック 厩舎の鍛え方がすごい
昨年に続き、シュヴァルグランとのコンビで挑む天皇賞(春)。2週前に時計にならないところを乗ったが、相変わらずキビキビとした動きで、手綱を通して順調な過程が伝わってきた。
前走の阪神大賞典は2着。初めての3000mだった昨年は適性を探りながらの一戦で、結果的に終いを生かす形で強い競馬をしてくれたが、今年は長距離適性が明確になったなかでのステップレースであり、何より相手はサトノダイヤモンド。「サトノを相手にどういうレースができるか、なおかつ本番にどう繋げていけるか」。同じレースとはいえ、昨年とはまったくテーマの異なる一戦となった。
思いのほか出入りの激しいレースとなり、その余波で多少行きたがる場面もあったが、自分としてはあくまで許容範囲内。2周目の向正面で、斜め後ろにいたサトノがジワッとポジションを上げてきたところで、少し早いかなと思いつつも、こちらも進出を開始。もともとサトノより先に仕掛けようという腹づもりでいたので、そこに迷いはなかった。