▲自身18回目のダービー参戦、パートナー・カデナの最新情報を語る
課題だった“馬体の維持”もクリア
早いもので5月も最終週。今年も3歳馬の頂点を決める季節がやってきた。
馬体の維持が課題だったカデナだが、どうやらこの中間で飼い食いが活発になったようで、これは非常にいい傾向。先週、先々週と調教で跨ったが、これまでと同じような調教でも、食べているぶんだけ中身も濃く、前走以上に順調な過程を十分感じ取ることができた。
前走皐月賞は9着。その結果を踏まえ、今回、調教パターンの変更を中竹調教師が決断。中竹厩舎は、基本的に最終追い切りを強めにするスタイルだが、皐月賞のときは、一週前の追い切りで強い負荷を掛け、当週は軽めというパターンを取った。
が、あくまで結果論だが、当日のテンションがやや落ち着きすぎていた印象で、馬場の影響も多分にあったとはいえ、直線の反応もいつものカデナではなかった。そこで今回は、最終追い切りを強めにするという従来のパターンに変更。さらに、これまでは坂路で追っていたが、一週前と最終追いはCWでというのが中竹調教師が下した方針だった。