◆評価を間違えさせるだけの魔力が巴賞組にはある 函館記念というと、巴賞問題に触れないわけにはいかない。「問題」なのかと言われそうだが、とにかく両レースは結果が連動しない。
もともと両レースは結果がつながらない傾向にあり、一時期ある程度つながる雰囲気になったのだが、ここ10年はまたおかしなことになりつつある。
以下、過去10年(札幌施行時も含む)で見てみよう。
・巴賞優勝馬の函館記念成績
[0-1-0-9]
・巴賞組で函館記念1〜3番人気になった馬の成績
[0-1-1-9]
・巴賞組の中で函館記念人気最上位だった馬の成績
[0-1-0-9]
つまり、ファンは巴賞組の評価をとことん間違えてきたということであり、また間違えさせるだけの魔力が巴賞組にはあるということだ。
原因があるとしたら距離と斤量だろうが、そもそも巴賞から斤量増で函館記念に出走した馬は過去10年で5頭しかいない。そのうちトーセンキャプテンは勝っている。
一方、斤量減だった馬は[2-4-3-26]。この組も複勝率は25.7%でさほど高いわけではないのだが、穴馬が好走していて回収率は単90%・複148%と特に複が高い。
以上の理屈でいくと、サトノアレスは買えないということになる。目分量の予想ではどう考えても良く見える同馬だが、過去の傾向を考えると買いづらい。そのサトノアレスとダンツプリウスが今回斤量据え置きで、残り4頭の巴賞組が斤量減。その4頭の中から正解を導きたい。
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