▲一世一代の大舞台でディープインパクト&武豊騎手に“意地悪”をたくらむも…?
2005年のオークス&ダービーでの出来事
Q. ゲートで馬がうるさい仕草をし始めると、隣の騎手が自分の馬の顔をその馬のほうに向け、鼻面を合わせる行為を「鼻を貸す」というそうですが、それは暗黙の了解のようなものなのでしょうか? その場合、両隣の騎手のうち、後輩が貸すなどの慣習があるのか気になっています。「鼻を貸す」という言葉自体は聞いたことがないが、ゲートで隣の馬がうるさければ、落ち着かせるために鼻を寄せることはある。ただ、鼻面を合わせることで落ち着く馬もいれば、逆に興奮してしまう馬もいるので、必ずしも効果的な手法ではなく、馬によってケースバイケースだ。
当然、暗黙の了解でもないし、後輩は隣の先輩に鼻を貸さなければいけないなどという慣習もない。自分が思うに、そのときの自分や相手の騎乗馬のタイプに寄るところが大きく、そこから先は、ジョッキー各々の配慮レベルの違いではないか。
たとえば、自分の騎乗馬がゲートでうるさかったとき、落ち着かせようと配慮してくれて、騎乗馬の顔をこちらに向けてくれるジョッキーもいれば、うるさい馬のほうに自分の馬の顔を向けるのを嫌がるジョッキーもいる。それで落ち着けばこちらとしてはありがたいが、鼻を寄せてくれなかったからといって、そこに負の感情が生まれるわけでもない。要するに、馬によってもジョッキーによってもケースバイケース。そこにはルールも慣習もない。
この質問には追記があり、「以前、武豊さんがテレビ番組で