この時期にもかかわらず、相変わらず好時計の決着が多い中山の芝。勝ち時計は今年も1分46秒台になりそうだが、金曜の雨で心持ち時計がかかるとみて、マイネヌーヴェルから入りたい。
差し、追い込み一手のパワー型に近く、レース上がりが「34秒台」になったりすると苦しいが、ここ3年は1分45〜46秒台の決着でも、このレースの上がりは36.6、36.2、35.6秒。先行馬同士の上がりの速いレースにはなっていない。
早めに動いて出る伏兵が出現することを、金曜日の雨の影響が多少なりとも残ることを期待して、1分46秒台の後半ならギリギリ届くと考えた。
昨春の福島、当時絶好調のオースミコスモの2着に突っ込んだ時が、1分46秒8。それ以上の高速決着は苦しいが、目下の充実度なら持ち時計ぐらいは走れること必至。
マイルでスローになった前走は別に、前々走の中山金杯2000mでは(61.2-58.5秒)のスローペースの中、メンバー中1番の上がり35.3秒を大外を回って記録。巧みにインを突いたクラフトワーク(横山典騎手)を0.2秒差まで追い詰めている。
この好走を含め、中山の芝コースはデビュー以来、3、1、1、3、2着。ムラな成績の様に見えて、このコースでは一度も凡走したことがない。その3勝のうち2勝が、今回コンビ復活の横山典騎手だった。
ブライアンズタイム産駒は、少し暖かくなり始める春シーズンに一気に調子を上げてくるのが多くのパターンで、先週のシルキーラグーン、先々週のビッグプラネットなど、ここ2週間で東西で「8勝」もしている。