◆穴党を喜ばせてきた秋華賞だが、最近の傾向は… 秋華賞、いやエリザベス女王杯が3歳戦だったころを含めて、牝馬の三冠目というのはときに大波乱となって、穴党を喜ばせてきた。
しかし最近の傾向としては、秋華賞は堅い方向にシフトしているのではないだろうか。それを象徴するのがローズS組の成績である。阪神外回り→京都内回りということで、トライアルと本番で別な馬に好走してほしいというのが穴党の本音。しかし現実にはそうなっていない。
過去10年ローズS組は[7-8-4-58]だが、ローズSで掲示板に載っていた馬が[6-8-3-24]に対し、掲示板を外していた馬は[1-0-1-33]。ローズS大敗→本番激走、はあまり発生していない。
[1-0-1-33]の馬券に絡んだ2頭は08年に11番人気1着したブラックエンブレムと、13年に15番人気3着したリラコサージュ。ただこの2頭は既に重賞で馬券に絡んだ経歴はあり、さらにローズSが重馬場だった。
今年もファンディーナやモズカッチャンなど有力馬がこのグループということになるが、ローズSは良馬場。レーヌミノル、ミスパンテールあたりまで考えるとこの組を全部無印にするのは憚られるが、一方でこの組を買い目に入れすぎることも避けたい。ちなみに過去10年のローズSで6着以下だった組には本番で5番人気以内に支持された馬が9頭いるが、すべて4着以下になっているわけである。
昨年の結果を見ると紫苑Sが重賞になってからプレップレースとして機能しかけている雰囲気もあるし、ローズS組は掲示板に載った馬をあくまで重視し、6着以下馬をシルシから外したぶんだけ、別路線組を取り入れていくのがよいのではと思う。
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