◆5番人気以内の前走1800m組が魅力 阪神コースが改修されてリニューアルオープンしたのが06年の秋。以降、阪神JFは11回行われている。
前走距離別に見ると、ファンタジーSもあるので1400m組が90頭と多く、次が本番と同距離の1600mから来る馬で72頭。以下1200m組20頭で、1800m組というのはそれより少ない15頭しかいない(他に2000mの京都2歳Sから来た馬が1頭)。
しかしこの1800m組は、ウォッカ、トールポピー、レッドリヴェール、ソウルスターリングと4頭の優勝馬を出している。[4-0-0-11]と極端な結果になっているが、来るときは勝ちきれるというのは魅力だ。2、3着が無いにもかかわらず、複勝率でも1600m組などを上回っている。
1400m組や1600m組にはもともとチャンスが薄そうなのにGIに出走したいというニュアンスで出てくる人気薄馬も多いので、5番人気以内だけに絞ってみるとどうか。1400m組[2-3-4-12]、1600m組[5-4-3-14]、1800m組[4-0-0-3]で、これでも勝率はもちろん、複勝率でも1800m組がトップに立つ。実は人気薄をカットする効果は1800m組においてもかなり大きいのである。勝率・複勝率でも1800m組がトップで、単複ともにプラスにもなっている。
ならばロックディスタウンでよいではないか、という話になるし確かにデータ的にはそうなのだが、同馬は推定1番人気で休み明け。ハズしたときのダメージが大きい馬なので慎重に扱わねばならない。同馬に想定していなかった問題点が無いかどうか、週末までじっくり考えつつ準備するつもりだ。
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