◆人気のダノンプレミアム、唯一の問題は脚質 阪神に移ってから4回目の朝日杯FS。今年は前走で1600m以上の新馬や500万条件を走っている馬がいない。中山時代から格下の距離延長馬は苦戦してきたので、そのぶん重賞組が有利な年となるだろう。
人気はダノンプレミアムで間違いないだろう。マイル重賞を勝ってきた立場でしかも東スポ杯組が不在となれば、有利な立場にある。唯一の問題は脚質。この2戦は好位の競馬をしてきたが、阪神に移って以降のこのレースはかなり差し・追い込み色が強い。かといって最内枠から下げる競馬をしたら捌きのリスクが生じる。傾向を覆して好位から勝ちきる力があるかどうかだ。
脚質で言えば前走2着のステルヴィオのほうが向いている。前走は33秒5の上がりで届かないのだから、もうどうにも届きようがなかった。阪神での朝日杯は4角10番手以下でも十分馬券に絡める。
他の重賞組で人気になりそうなのはタワーオブロンドンか。能力はありそうだし差しタイプでもあるのだが、1600m未満しか使っていないところが懸念材料。1500mは使っているので目をつぶる手もあるだろうが……。初距離で阪神芝1600mは、イメージ以上にリスクがある。
これがアサクサゲンキになると、さらに距離の不安は大きくなる。また脚質も逃げ・先行で固まりつつあり、このレースには合わないように思える。
デイリー杯組のケイアイノーテック、フロンティアは注意が必要な馬たちだ。デイリー杯組というのは後の重賞でなぜか人気になりづらい一方、良い馬券になることが多い。ただ当時の3,4着馬だし、ともに先行タイプ。シルシでいえば▲〜△くらいの扱いでいいだろう。
ダノンスマッシュはある程度人気になりそうだが、オープン特別組はこのレースでの成績が良くない。しかもこの馬は1400mを3回使われてきたところ。個人的には狙いを下げる予定だ。
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