▲“一戦必勝”藤原英昭厩舎のレッドサクヤとフィニフティ (c)netkeiba.com
この春、藤原英昭厩舎の勝率の高さが話題になっている。3月第2週には土日で6勝を挙げ、翌週は初芝のミスターメロディがファルコンSを制覇。今年は4月1日終了時点で23勝を挙げ、調教師リーディング首位。勝率は29.9%、複勝率は59.7%を誇る。
これまでにもJRA賞最高勝率調教師を3度受賞した藤原師が、桜花賞に素質馬を送り込む。エルフィンSを勝利したレッドサクヤは学習能力の高さが売りだという。一方、フィニフティは父ディープインパクト譲りのしなやかさを持つ期待馬。一戦必勝態勢の厩舎が送り込む2頭の現在の様子、そして好調厩舎の雰囲気とは。
(取材・文・写真:大恵陽子)
好感触の1週前追い切り:レッドサクヤ
エルフィンSを勝利し、桜花賞に駒を進めるレッドサクヤ。1週前追い切りでは3頭併せの真ん中を走ったが、途中から池江厩舎のサトノノブレス擁する2頭併せもやや合体するカタチとなり、5頭併せの様相となった。そういった状況でもレッドサクヤは真ん中からしっかりと突き抜けた。担当する榎本祐紀調教助手も笑顔を見せる。