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アイルランドで2度目の2着 調教師も納得のレース運びも「かなり悔しい!」

  • 2018年07月05日(木) 18時01分
キャリアアップ

▲アイルランドで2度目の2着「勝たなければ意味がない」


激しいポジション争いで、ギリギリのところを攻めた


 netkeibaをご覧の皆さんこんにちは。野中悠太郎です。

 前回の騎乗から2週間後の先週、またお世話になっているジョニー・ムルタ厩舎から騎乗依頼をいただき、6月27日にNaas競馬場でレースに騎乗しました。僕が住んでいる町から車で20分くらいのところにある競馬場で、アイルランドのなかでも比較的大きく、メインの開催が行われる競馬場でもあります。

 今回の騎乗馬は、Machiavelliという3歳セン馬でした。レースは2000mと前回と同じ距離で、レース前にスタートからゴールまで歩いて馬場を確認しましたが、スタートしてから150m地点に急な角度のコーナーがあり、明らかに外枠不利なコース形態。イメージとしては、中山競馬場の芝1600mの最初のコーナーをもっと急にしたような感じです。

 そのほかにも、馬場がかなり凸凹していること、残り1200mまでハロン棒がないことなど驚くことがたくさんあり、注意しなければならないポイントが多いなと感じました。

 調教師からの指示は、「スタートが遅くズブい馬だが、できれば逃げてほしい。でも、もしほかに行く馬がいれば2、3番手の内で」というものでした。この馬に関しては調教で何度も騎乗しているので、癖はおおよそ把握済み。集中力が途切れやすいので、いかに気持ちを切らさずにレースを運ぶかをしっかりイメージして挑みました。

キャリアアップ

▲「いかに気持ちを切らさずにレースを運ぶかをしっかりイメージして挑みました」


 レースは7ゲートからスタート。スタートはやはり速くはありませんでしたが、押してポジションを取りに行き、最初の急なコーナーを曲がってから上手く内ラチ沿いに潜り込み、内々3番手という絶好位を確保することができました。

 このポジションは、やはりみんなが欲しいポジションです。そのため、最初のコーナーでは激しいポジション争いになりましたが、かなりギリギリのところを攻めて行きながら乗ることができました。

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1996年12月29日、福岡県出身。実家が小倉競馬場の近くだったことから騎手を目指す。同期は加藤祥太、鮫島克駿、三津谷隼人。2015年に美浦・根本康広厩舎からデビュー。兄弟子の丸山元気、妹弟子の藤田菜七子に囲まれながら腕を磨く。馬券穴派からの支持が厚い。

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