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【CBC賞】常に絶好のポジションを目指す川田騎手の意識

  • 2018年07月05日(木) 18時01分
哲三の眼

▲テン乗りでCBC賞を勝利した川田将雅騎手に注目 (c)netkeiba.com


中京の開幕週に行われたCBC賞は、4番人気のアレスバローズが直線で爽快に突き抜け完勝。今回はこのレースからテン乗りで即結果を出した鞍上・川田将雅騎手の技術をピックアップ。哲三氏が「馬のことをきちんと考えている」と評す華麗な騎乗フォームに加え、普段のレースからも垣間見えるポジショニングへの意識をメインに解説します。(構成:赤見千尋)

「川田君はどのレースでも居てほしい位置に居る」


 先週のCBC賞は4番人気だったアレスバローズがスムーズな競馬で差し切り勝ち。騎乗した川田(将雅)君は初騎乗でしたが、高松宮記念を勝ったファインニードルの時と似たような乗り方で、相変わらず上手いなと思わせる騎乗でした。

 一番のファインプレーは、馬にとってブレーキになることが極力ない状態で、勝てるポジションを取ったこと。ブレーキというのは、前の馬に詰まるという進路的なこともそうですし、脚を溜めるために手綱を引いてスピードを殺すというジョッキー自身の騎乗的なこともあります。そういうロスを極力少なくすることが、「馬の邪魔をしない」ということに繋がっていく。

 もともと僕の中で、川田君はフォームなど騎乗面で馬の走りの邪魔をしないというイメージが強く、さらに進路に対しても邪魔にならないように乗れているので、馬のことをきちんと考えているなと。

 中京競馬場だから直線が長いし後ろからで、という考えではなくて、しっかりと勝てるポジショニングに主眼を置いて、そこにどうやって馬を持っていけるかなということを考えている。

■7月1日 CBC賞(8番:アレスバローズ)

 中京の1200m戦で、4枠5枠辺りからのスタートだとしたら

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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