▲園田競馬で馬券対決!いよいよ最終決戦の11R! 果たして結果は?
今回の「with 佑」は特別編! JRAジョッキーズの馬券対決をお届けします。メンバーは藤岡佑介騎手、藤岡康太騎手、浜中俊騎手の3名で、アドバイザーとして園田通の藤懸貴志騎手も参加。舞台は10月25日の園田競馬場。当日のメイン競走を含む3Rで勝負し、最終金額が一番多かったジョッキーが優勝となります。最下位のジョッキーは読者に私物プレゼント!
9R、10Rと的中なしに終わり、「このまま坊主で終わるわけにはいかない!」と、意気込む一同。さっそく『串勝や』さんからパドックへ移動し、馬券対決最終決戦、11Rの検討へ──。
(構成:不破由妃子)
※コラムは全編無料公開。スーパープレミアムコースご登録の方は馬券対決の模様を動画でご覧いただけます。
浜中騎手はラストチャンスへの伏線を
11Rは京都畜産特別(A2・1230m)。グリグリの1番人気は5番エイシンヴィーヴォ(単勝1.7)で、以下人気は9番トップターゲット、4番ラストチャンスアリと続く展開。この日の園田は人気サイドでの決着が多く、ここまで行われた10鞍中、なんと1番人気が8勝。連対を外したのは10Rのみで、てっきり11Rの勝負の行方も相手選びがカギかと思ったのですが…。そこはここまで全員坊主の馬券対決。最終決戦に懸ける思いは強く、素直に人気馬からは入れない人が多いようで──。
ちなみに、パドックを見ながらの検討段階(詳細は動画でお楽しみください)では、康太騎手は4番ラストチャンスアリをピックアップ。ちなみに、このラストチャンスアリは芦毛の5歳牝馬。このチョイスに、兄・佑介騎手が、
佑介 康太はひょっとして芦毛好き?
康太 ……バレた〜。
佑介 芦毛ってさ、基本的によく見えへんというか、見映えしいひんていうけど、康太はさっきから芦毛ばっかり挙げてくるよね。
康太 うん……可愛い(照)。
藤懸 いい思い出があるんですね、きっと。
康太騎手&芦毛といえば──そう、2009年のNHKマイルCでGI初制覇を決めたジョーカプチーノ。そりゃあ可愛いはずです。
▲康太騎手の芦毛好きはジョーカプチーノの影響が大きい!? (撮影:下野雄規)
ちなみに、浜中騎手がパドックで挙げたのは、5番エイシンヴィーヴォと9番トップターゲットの人気2頭。しかし、佑介騎手いわく「壮大な前振り」。
ここまでの2戦で浜中騎手は、パドックで注目馬として挙げた馬を1頭も買っていませんからね。このあたりの“演出”は、浜中騎手ならでは。一日を通して、展開にスパイスを効かせてくれました。
パドックのあとは、『お座敷投票所』へ移動。『お座敷投票所』とは、昨年3月21日にオープンした園田競馬場の新スポットで、スタンドとパドックのあいだに位置する真新しい建物が一際目を引きます。
これからの季節にうれしい床暖房も完備され、広々とした畳の間に置かれたちゃぶ台と座椅子が、えも言えぬくつろぎ空間を演出しており、4人もすっかり“まったりモード”に。畳の上で足を伸ばしながら、のんびり予想&馬券購入(キャッシュレス投票のみ)ができる異色のスポットです。
▲競馬場とは思えない空間“お座敷投票所”で最終決戦の予想開始!
さて、まったりモードから一気に攻撃モードへ。はたして各自の買い目は──。
佑介 買い目発表!!!
康太 当てたい!
佑介 さっそく康太から。
康太 僕はパドックで気になった8番を1着に、2、3着はフォーメーションでゴチャゴチャッと。
佑介 点数を増やして、当てにいこうというわけですね。
康太 はい。点数を増やしました。加えて、ラストチャンスアリからのフォーメーションも。それでちょうど1000円残ったので、単勝を何か買おうかなと思っていたところ、藤懸先生が1頭くさいのがいるということで、6番ビナイーグルの単勝を買いました。これでちょうど使い切りです。
佑介 さあ、続いては浜中くん。
浜中 僕はもうシンプルに1頭だけ。ラストチャンスアリ、単勝1万円。
佑介 (さきほど注目馬として挙げていた)5番、9番はどこいった!
康太 やっぱり前振りだったんですね(笑)。
浜中 はい。すべてはこのラストチャンスアリへの伏線です!
佑介 僕は、今日は1番人気が堅いので、5番から。僕はこの最終決戦に向けて軍資金を残してきたので、軸1頭のフォーメーションで点数をかなり多めに買ってます。当たるようにワイドも買ってみました。
康太 すごい。ここまで堅実にいってたぶん、勝ちにきましたね。僕もきっちり使い切りです。先生は?
藤懸 僕はもう1番の逃げ残りに懸けます。まぁ人気サイドですね。それと、7番に目移りしちゃったので、5番と7番の2頭軸マルチの3連単も買いました。
いよいよ最終決戦がスタート。各々の絶叫が響き渡るなか、はたして結果は──(レース観戦中の様子は動画でお楽しみください)。
なんとなんと、佑介騎手の一人勝ち! しかも購入した数枚の馬券のほぼすべてが的中と、最後にきっちり決めてくれました。と、ここで衝撃の事実が!?
佑介 実は俺、絶対に当たるように全頭100円ずつ単勝を買ってたんだけど。
浜中 それ、ズルい! こんな人おる(笑)?
康太 やり口がもうね…。
佑介 いやいや、誰も当たらなかったら、この企画自体が成立しないやん。
浜中 むちゃくちゃしっかりしてる〜。僕なんて、つねに1点勝負やったのに…。めっちゃ性格出ますわ。
▲まさかの単勝100円全頭買い! しっかり者(?)の佑介騎手が優勝!
というわけで、馬券対決の結果は佑介騎手が1位、康太騎手と浜中騎手がともに残金ゼロで2着同着ということに。佑介騎手の優勝を予想した方には、抽選で康太騎手と浜中騎手からとっておきの私物がプレゼントされます!
「2日目のパンツと3日目の靴下を差し上げます」(by浜中騎手)。
……乞うご期待(苦笑)!
と、ここで終了の予定だった今回の企画。坊主に終わった康太騎手と浜中騎手の気が済まないということで、対決のみここで終了し、最終12Rで各自勝負することに。
▲残金ゼロで2着同着。この結果に気が済まないおふたり
はたして康太騎手、浜中騎手の逆襲となるのか!? 最後の最後に驚愕のドラマが待っていた!!!
(文中敬称略、次回へつづく)
(※動画はスーパープレミアムコースご登録でご覧いただけます)