アーモンドアイの心臓はタンクが違うのでしょう
凄いですね〜アーモンドアイ。またルメール騎手の迷いのない騎乗振り。スタート後、スッと好位のインを取りレースを進めてしまうとは。
そして終わってみれば2:20.6と破格のタイム。失礼ながら、(ロンジン間違えたかな?)とさえ思ってしまいました…。
各馬、脚元や疲れ、精神的な面など心配にはなってしまいますが、あの流れを作ったキセキをマークする形で差しきってしまうあたりに凄さを感じました。
しかも、まだ戦歴の浅い3歳牝馬が。今回のようなスピードとタフさが要求される内容において、その全てを涼しい顔でクリアしてしまうのだから、ほんとに凄いの一言。
また終わってからが凄まじい。通常だと心拍が上がり、速常でバタバタとしておかしくない状況下。それが常歩。しかも鼻も少し開いている程度の状態から、アーモンドアイの心臓はタンクが違うのでしょう。
と同時に、血統や体型、少しいきたがってしまうレース内容から、1つでもボタンを掛け違えれば、距離の融通性はきかず、マイルまでの馬になってしまってもおかしくない状況。
それが今回のパドック&返し馬後に見せた落ち着きと、折り合い面には、牧場&厩舎陣営、そしてルメール騎手の手腕を感じるものでしたし、これこそが馬作りにおいて最も大事な点。ほんとに素晴しさを感じます。
一方、負けはしましたが、スワーヴリチャードも力を出しきる内容。前回のゲート&見せ場なしの状況だっただけに、安心しました。
さて話は変わり、今週私は移動の日々。
水曜日は川崎競馬でロジータ記念を観戦し、金曜日は青森へ。よってこの原稿が皆さまの目にふれる頃には人生初となる青森県へとむかっている頃でしょう。初体験なだけに、かなり楽しみです。
また土曜日は青森から仙台へと移動をし、夜には栗東へ帰宅予定。そして日曜日は中京競馬場でチャンピオンズCとなります。
そのチャンピオンズCですが、現時点での注目馬はルヴァンスレーヴ。前走の南部杯は強すぎましたし、スタートも出ての内容。今回内枠ですので、ゲート次第ではちょっぴり心配もありますが、それでもポテンシャルは抜けた存在だと思えます。
あと栗東から気になったのは、同じく3歳馬のオメガパフューム。急仕上げの前回より体を大きく見せています。またサンライズソアも好調キープ。
またペースが流れなければ苦しい所もありますが、速くなればサンライズノヴァとウェスタールンドも面白い存在です。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。