新潟2歳Sが1600mになったのは02年だから、なにをどう頑張ったところでデータ不足になってしまう。
しかし、そんな乏しい手がかりの中からでも推測できるのが、「やはり前走距離は長めのほうがいいのではないか」ということだ。
02年以降の3回で、前走1600mから来た馬が6頭。その成績は[0-2-1-3]で、馬券に絡んだのは3番人気2着・6番人気2着・8番人気3着の3頭だ。
前走1800m組は[0-0-1-3]で、3着したのは10番人気馬。着外の3頭の中には9番人気4着馬(3着とは3/4馬身差)もいるし、人気に比べてかなりよく走っている。
ちなみに、前走1200m組は[0.1.0.17]。2着したのは2番人気のウイングレットで、複勝回収率は8%という恐ろしい数値になっている。
1200m組にはあまり人気になった馬がいないのは事実なのだが、それにしても魅力があるとは言いがたい。
過去3回とも勝ち馬は前走1400m組から出ているのだが、1400m組全体の複勝回収率は45%。おいしいグループとは言いがたい。1400m以下組だけの組み合わせが増えないよう、1600m・1800m組のヒモ穴を狙っていく意識を持ったほうがいいだろう。
今回登録している21頭のうち、前走が1600mだったのは4頭、1800mだったのが2頭である。
個人的に素質を買っているのはエイシンチャンドラなのだが、同馬は3戦目での勝ち上がり。勝ち上がりに3戦を要した馬は小倉2歳Sでは走っているが、新潟ではいまひとつ。同様に3戦目勝ち上がりの馬を除くと、残るのはマイネサンサン、メジロモデラート、ヤマタケゴールデンの3頭になる。
いずれも前走の戦法が極端だった3頭だが、そういう馬のほうが「嵌まるときは嵌まる」という面もあり、馬券で狙うのには向いている。