東京新聞杯は安田記念やマイルCSと比較すると、ペースが緩んで上がりのケイバになりがちだ。だからハーツクライ産駒で秋華賞2着のリスグラシューや、タニノギムレット産駒で芝1800で2勝のブラックスピネル、クロフネ産駒で府中牝馬S勝ちホエールキャプチャなど、ピュアマイラーではないような中距離寄りのタイプが勝てるレースになりやすい。ディープインパクト産駒は近5年[2-4-0-11]で毎年連対している。(解説:望田潤)
インディチャンプ アウィルアウェイの3/4兄。母母トキオリアリティーは名繁殖で、リアルインパクト、ネオリアリズム、アイルラヴァゲインの母でアペルトゥーラの母母でもある。ステイゴールド×キングカメハメハはステイフーリッシュと同じ。イン伸び馬場のスローをものともせず、大外からアッという間に差し切った前走は桁違いだった。父も牝系も成長力抜群なだけに、4歳の今年は飛躍の年だろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
タワーオブロンドン 母母シンコウエルメスはジェネラスの妹。また、エルノヴァの母でソーベツ(サンタラリ賞)やディーマジェスティの母母。父レイヴンズパスはQエリザベス二世S(英G1・芝8F)とBCクラシック(米G1・AW10F)に勝った。母父ダラカニは凱旋門賞馬。いずれはもっと短距離に寄ってきそうな体つきをしているが