レース間隔の短いアドマイヤマーズは問題なし?
今週の共同通信杯は登録段階で8頭と寂しいことになったが、朝日杯馬アドマイヤマーズの参戦でかろうじてレースの格は保たれたという印象だ。
ただ、「朝日杯馬の次走」というのは狙い方が難しい。意外と勝ちきれていないからである。
グレード制導入の1984年以降における勝ち馬だと、スクラムダイナがスプリングS2着、ダイシンフブキが弥生賞1着、メリーナイスがスプリングS9着、サクラチヨノオーが共同通信杯4着、サクラホクトオーが弥生賞12着。
そのあとアイネスフウジンから1、1、1、2、1、1、1着(2着は秋まで出走できなかったエルウェーウィン)としっかり勝っていた時代もあったのだが、マイネルマックスからメジロベイリーまで6連敗。エイシンチャンプが弥生賞に勝ったのを挟んで、コスモサンビームからアルフレードまで9連敗。その後は1、2、3、2、4、1着で、ロゴタイプ(スプリングS)とダノンプレミアム(弥生賞)以外は惜敗している。
過去20世代だと、朝日杯馬の次走は[3-3-5-9]で勝率は15%。1番人気になった馬が11頭いてこれはやや物足りない。
なぜそうなるのか、距離延長、それによるラップ構造の違い、多くの馬は3月以降の出走で皐月賞に向けた仕上げ途上……といった理由が考えられる。
もし休み明けが理由なら、朝日杯からレース間隔の短いアドマイヤマーズは問題なしということになるが、距離は1ハロンとはいえ延長だし、関東の競馬もはじめて。もしハナ差2着であっても裏目千両のような形で配当は伸びるので、仮に本命にする場合でも買い目の組み立て方は工夫したい。